渋谷から世界へ、オリジナルwebtoon「Shibutoon」プロジェクトが始動
渋谷を舞台にした新たな試み、「Shibutoon」プロジェクトがついに始まりました。このプロジェクトは、株式会社ディー・エル・イー(以下、DLE)と朝日放送テレビ株式会社(以下、ABC)の共同制作によるもので、グローバルな流行として注目を集めている「webtoon」という新形式の漫画作品を提供します。ウェブトゥーンとは、スマートフォンでの閲覧を前提にした、縦スクロール型のフルカラー電子漫画のことを指します。
事業の意義として、「エンタテイメントシティSHIBUYA」をビジョンに掲げ、ハード面の施設開発だけでなく、街とコンテンツのコラボを通じた活気の創出を目指しています。その上で、DLEの制作ノウハウとABCの映像化実績を生かして、3つのオリジナルwebtoon作品を制作し、2月19日(水)から配信をスタートします。
作品ラインナップ
このプロジェクトでは、渋谷の魅力を伝える3作品が、それぞれ異なるジャンルで展開されます。配信プラットフォームには、LINEマンガ、ブックライブ、ピッコマなど複数の主要な電子漫画プラットフォームが使用され、渋谷の多様な文化を世界に発信していきます。
『カタブツ御曹司と秘密のウソラブ婚』
物語は、乙女ゲームの敏腕ディレクター・清澄瀬奈の悲劇的な運命から始まります。彼女は後輩に陥れられ、恋愛も仕事も失い絶望的な状況に。しかし、カタブツで恋愛が苦手な御曹司・神楽遼との出会いにより、契約結婚の提案を受けます。実際に体験する恋愛ゲームの状況の中で、次第に心が揺れ動く二人の関係を描きます。この作品は、LINEマンガにて独占配信され、すぐに22話が公開されます。
『渋谷忍者』
現代の渋谷に潜む忍者たちの物語。主人公・炎真が国家や大企業からの依頼に応じて任務を遂行する中、家族の絆を取り戻すために奮闘します。失踪した兄の真相を追い求めながら、敵であるコウガ忍者との戦いが繰り広げられます。この作品は、ピッコマで独占配信され、初回は23話が一挙公開されます。
『SHIBUYAギャルパピーズ』
地味なOL・一華が、ある日突然「ギャルパピーズ」として渋谷の平和を守る役割を担うストーリー。普段は目立たない彼女が変身し、悪を暴いていく中で、笑わない鬼社長との契約結婚の提案に困惑する様子が描かれています。この作品は、ブックライブで独占配信され、全20話が一挙に公開されます。
未来の展望
また、webtoon市場は急成長を遂げており、2028年には3兆8500億円に達すると予測されています。今回のプロジェクトを通じて、渋谷を舞台にした良質な作品を生み出し、世界中の人々に楽しんでもらえる知的財産(IP)として育てていくことが目指されています。
「エンタテイメントシティSHIBUYA」というビジョンの実現に向け、今後も新たな施策を進めていくとのことで、皆さんもぜひ注目してください。