LINE Digital Frontier、KADOKAWA、REDICEが共同設立した「STUDIO WHITE」
2024年1月17日、LINE Digital Frontier株式会社(以下、LDF)は、REDICE STUDIOと株式会社KADOKAWAと共に新たなwebtoonスタジオ「STUDIO WHITE」を立ち上げたことを発表しました。この新スタジオは、日本国内外でのwebtoon市場の成長に寄与し、魅力的なコンテンツを提供することを目指しています。
日本のwebtoon市場の拡大
2022年のレポートによると、日本のwebtoon市場は電子コミック市場の約10%にあたる500億円規模とされています。近年では、国産webtoon作品の増加が続いており、アニメ化や映画化が決まった作品、さらには月間販売金額が1億円を超えるヒット作も登場しています。これにより、webtoon業界はますます注目を集めています。
出資者たちのクリエイティブなコラボレーション
「STUDIO WHITE」は、KADOKAWAが持つ豊富な原作をもとに、REDICE STUDIOのアニメ化実績や高度な制作手法を融合させてコンテンツを制作します。特に、REDICE STUDIOは『全知的な読者の視点から』や『俺だけレベルアップな件』など、人気作品の制作を手掛けてきた実績があります。これにより、LDFは国内で最もダウンロード数の多い電子コミックサービスである「LINEマンガ」および、WEBTOON Entertainmentがグローバル展開するプラットフォームを通じて、150カ国以上のユーザーに届けることが可能になります。
第1弾作品は『ロードス島戦記』スピンオフ!
「STUDIO WHITE」が制作する第一弾作品は、名作『ロードス島戦記』のスピンオフです。この作品は著者・水野良氏が創造したもので、エルフや魔法、冒険の世界を舞台にしたファンタジーです。韓国語版は2026年5月9日にNAVER WEBTOONで配信が決定しており、日本語版も2026年下半期にLINEマンガとebookjapanで配信される予定です。また、英語やフランス語、タイ語など多言語での展開も検討されています。
水野良氏からのコメント
水野氏は「『ロードス島戦記』が誕生して30年以上が経過し、webtoonという新たなかたちでの展開に感慨を覚えます。この作品では、小説では語られなかった『知られざる戦争』を描きます」と、自身の期待感を語っています。また「ファンタジー戦記の入門としても、古くからのファンには新章として楽しんでもらえたら」とも述べています。
各社代表のコメント
LDFの代表取締役CBO・金信培氏は「KADOKAWA様、REDICE STUDIO様との提携を誇りに思い、ストーリーやビジュアルにおいて最高のクオリティを追求していく」と意気込みを見せています。REDICE STUDIOの張貞淑代表も「KADOKAWA様の素晴らしい原作に新たな息吹を吹き込み、独創的な作品を創り上げることに全力を注いでいます」と述べ、KADOKAWAの山下直久氏は「この歴史的な作品をwebtoon化する意義を深く受け止めています」と強調しています。
これからの展望
「STUDIO WHITE」は単なる作品の制作にとどまらず、KADOKAWAとLDFのパートナーシップを活かしてさらなるIP拡大を目指します。今後は、『ソードアート・オンライン』や『スレイヤーズ』など、他の名作のスピンオフ作品も予定されており、読者はますます楽しみが広がります。
このように、新たな作品の舞台裏では、多くのクリエイターが力を合わせ、日々新しい物語が創り出されています。webtoon業界の未来に目が離せません。