那智勝浦町の絵本寄贈
2025-03-17 10:19:21

那智勝浦町の子どもたちに絵本を届ける温かなプロジェクト

2024年12月、特定非営利活動法人APLAと和歌山県那智勝浦町の地方出版社・らくだ舎出帆室によって、絵本『バナナのらんとごん』が出版されました。この魅力あふれる絵本は、クラウドファンディングを通じて資金を集め、そのリターンとして地域の子どもたちに寄贈されました。クラウドファンディングは2024年8月7日から9月30日まで実施され、目標としていた250万円を約266万円の支援で達成しました。

寄贈されたのは総数15冊で、2024年12月から2025年1月にかけて、那智勝浦町内の7つのこども施設に配布されます。これは「ぽこぽこバナナプロジェクト」の一環として、フードロスを削減し、地域の資源を活かそうという目標のもとに行われています。また、寄贈先には保育所やこども園が含まれ、特に作者による読み聞かせのイベントも行われました。

このプロジェクトの歯車がかみ合ったのは、「子どもに贈るプラン」の支援によるもので、クラウドファンディングがスタートした当初から地域の支援が集まり、あっという間に必要な口数が完売しました。「那智勝浦町こども未来課」も協力し、このリターンが実現することができました。寄贈先は、宇久井こども園や井関保育所、勝浦こども園など、地元の施設に広がっています。

特に印象的だったのは、大野保育所と天満保育園での作者の千葉貴子さんによる読み聞かせイベントです。全園児が子どもたちの目を輝かせながら、集中して聞き入っていました。保育士たちからは、「大人にも学びがある内容でした」との声も上がり、意義深い時間となりました。

千葉さんは、この地域に9年住んできたことを語り、地元の特色を生かした本づくりの大切さを強調しています。「この地でできることに意味がある」との思いが形になり、APLAとの共同プロジェクトが始まりました。クラウドファンディングを通じて地域とのつながりを深め、絵本を通じて子どもたちに考える力を育む活動に賛同し、多くの方々が支援してくださったことに感謝の意を表しています。

絵本『バナナのらんとごん』は、現在APLA SHOPやらくだ舎のネットショップで購入することができ、興味のある方はぜひお問い合わせを。地元の書店や施設でも取り扱いを検討しており、地域の生活の中でこの物語が広まっていくことを願っています。このプロジェクトは、絵本の寄贈を通じて地域の結びつきを強化し、さらなる発展を期待させるものとなっているのです。これからもなち勝浦町の活動から目が離せません。


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