新しいウェルビーイング体験を提供するアプリ
一般社団法人コーチング心理学協会は、ポジティブ心理学のベストセラー『これからの生き方――揺らぐ世界で何度でも立ち直る力』(Tomorrowmind日本語版)の実践をサポートする新たなアプリを発表しました。このアプリは、ポジティブ心理学の創立者であるマーティン・セリグマン教授と医学博士のガブリエラ・ローゼン・ケラーマン氏の知見を基にしており、ユーザーが日常的にその考え方を活用できる仕組みを提供します。
アプリの目的
本アプリの開発の背景には、AI技術の進展や働き方の変化、未来への不安といった現代の課題があります。このような不確実な時代において、知識を学ぶだけではなく、それを日々の習慣として実践することの重要性が求められています。本書でも言及されている5つの力「PRISM」を活用し、使用者の生活の質を向上させることを目指します。
PRISMの5つの力
- - Prospection(未来を描く力)
- - Resilience(立ち直る力)
- - Innovation(創造する力)
- - Social Connection(人とのつながり)
- - Mattering(意味・貢献感)
これらの力を日々の生活に組み込むことで、レジリエンスを高め、より良い人生を設計するための手助けをします。
アプリの主な特長
1. AIによるPRISM診断
アプリ内の診断機能を利用することで、現在の自分の状態を可視化し、5つの能力を効果的に伸ばすための具体的なフィードバックを得ることができます。これにより、自己理解が深まり、未来志向の行動へと繋がります。
2. セルフコーチング
毎日の対話を促す機能が搭載されており、自らに問いかけることでより深い内省が可能になります。これにより、実生活での行動変容を実現するサポートをします。
3. レジリエンス・トレーニング
逆境やストレスへの対処法を学び、自身のメンタルを強化するための実践的な方法を提供します。心理学の知見を基にしたトレーニングが特徴です。
4. ウェルビーイング・レポート
感謝や強み、目標、ポジティブな出来事などを記録できる機能があり、AIを通じてフィードバックを受けることができます。日々の意識を高め、自分自身の成長を可視化します。
5. マッピング機能
組織や団体におけるウェルビーイングや心理的資本の分析にも使えるマッピング機能が備わっており、企業や教育機関向けの活用が期待されています。
利用者の想定
このアプリは、一般ユーザーの他、企業の人事部門、医療・福祉従事者、教育関係者、コーチ、カウンセラー、大学生や大学院生など広範囲にわたる利用が見込まれています。
今後の展望
将来的には、生成AIとの連携を強化し、個々に最適化されたセルフコーチングや学習支援が実現される予定です。多言語対応や企業向けのウェルビーイング支援プラットフォームの開発も視野に入れています。さらに、書籍の内容と連動したオンライン講座やワークショップ、研究プロジェクトも計画されています。
書籍について
『これからの生き方』は、ポジティブ心理学の重要な一冊であり、科学的知見と実践方法を広めるために書かれました。著者であるセリグマン教授とローゼン・ケラーマン氏の知見を受け、日本語版の監訳を担当した徳吉陽河氏がそのエッセンスをわかりやすく解説しています。
一般社団法人コーチング心理学協会は、ポジティブ心理学の成果を日本国内に広め、様々な分野で人材育成とウェルビーイングの推進に力を入れています。心理学とAIを融合させた新しい学習環境を提供し、より多くの人が幸せな人生を送るために必要なスキルを身に付けられる社会を目指しています。