医療的ケア児と家族の映画鑑賞イベント、仙台で開催！

医療的ケア児と家族のための映画会が仙台で実現

今年の8月18日、仙台市にあるイオンシネマ名取で、医療的ケアを必要とするお子さんとその家族を対象とした映画上映会「医ケア児おやこ映画会」が開催されます。この特別な映画会は、認定NPO法人フローレンスの仙台支社が主催し、参加費は無料。医療的な配慮を受けた環境の中で、家族みんなで映画を楽しむことができます。

イベントの目的と背景

フローレンス仙台支社では、日常的に医療的ケアが必要な子どもたちとそのご家族に向けた支援活動を行っています。多くのご家族からは「みんなで楽しめる機会が少ない」という声が寄せられ、映画館でリラックスして過ごせる場を提供したいとの思いからこのイベントが企画されました。為に、映画館を貸し切り、周囲を気にせずに映画を楽しむことができる空間を整えました。

映画会の特徴

この映画会の特徴は、「バギーのままOK」といったアクセスの良さや、医療的なケアが必要な状況でも安心して参加できることにあります。上映中は明るさを調整し、子どもたちが怖がらないよう配慮されています。また、参加者がそれぞれのペースで映画を楽しめるよう、自由に入退場できます。

地域との連携

本イベントは、地域の医療機関や福祉団体、行政との連携をもとに実現しました。地域の学生ボランティアも参加し、受付や誘導などでご家族をサポートします。地域全体で医療的ケア児を支える「支え合い」の輪が広がっていることも大きな魅力です。

「#医ケア児もいっしょにまざらいんキャンペーン」

映画会は「#医ケア児もいっしょにまざらいんキャンペーン」の一環として行われ、このキャンペーンは地域で医療的ケア児家族が孤立せずに過ごせる社会を目指しています。医療的ケア児やそのきょうだいに向けた体験イベントや交流企画など、多岐にわたる支援活動を継続的に実施。既に100組を超えるご家族がこのキャンペーンを通じてつながっています。

今後もフローレンスは、医療的ケア児家庭が安心して生活できる社会の実現に向け、様々な支援を展開していきます。

フローレンスについての紹介

フローレンスは、日本国内のこども・子育てに関する課題解決に取り組む大規模な認定NPO法人です。初の訪問型病児保育事業を設立以来、虐待や貧困、孤立の問題に向き合い、数々の社会的な取り組みを続けています。特に医療的ケア児家庭への支援に注力し、支援法の成立に貢献してきました。

地域社会とのつながりを大切にしながら、医療的ケア児もその家族も、みんながこどもらしく生活できる社会を目指して活動を続けています。