大学入試を見据えた新しい英文法学習法
2023年1月31日、株式会社アルクから新刊『1カ月で攻略! 大学入試読むための英文法【基礎編】』が発売されました。この本は、大学受験を控える高校生を対象にした英文法の入門書で、効果的に学び直すための内容が盛り込まれています。
監修者の背景
執筆を担当したのは、監修の森田鉄也先生と著者の斉藤健一先生です。二人は受験生への指導経験が豊富で、YouTubeチャンネルでの活動も行っている実力派講師です。このたびの新刊では、英文法を習得するための新しいアプローチが紹介されています。
どんな人を対象にしているのか?
本書は、「大学受験レベルの英文を一人で読めるようになりたい」と考える高校生を想定しています。特に「中学の文法からやり直せ」と指導されることが多い学生を念頭に置いており、今までの中学生向けの英文法ドリルでは不十分な面を解消する工夫がされています。
課題と解決策
一般的な中学生向け文法ドリルには、以下のような問題点があります。
1.
易しい単語で構成された例文:
それほど難易度がない単語を使用しているため、たいていの生徒がその問題をすぐに解答できてしまいます。これにより、実際にどの文法に課題を感じているのかを意識できなくなります。本書では、学習者が自身の欠けている文法的視点に気づけるような例文を使用しています。
2.
品詞の説明が不十分:
「品詞の理解」が不足していることが、文法学習の妨げとなることが多いです。一般的なドリルでは「習うより慣れよ」のアプローチが中心で、しっかりとした説明が行われません。本書では、品詞を詳細に解説し、視覚的に分かりやすくするための工夫も施されています。
学習を進めるための構成
本書は、以下の特長を持っています。
英文法を品詞の観点から再構築し、基礎からじっくりと学べるようなカリキュラムを提供。
予習問題から始まり、基本例文、そして問題演習と型トレに至るまで、段階を追った学習法が特徴。
英文法の学びを強化するための暗記事項がまとまった別冊が付属。そのため、常に持ち歩きやすく、復習にも便利です。
目指すべき結果
英語の理解はゴールではありません。本書では、理解した文法や型を自分のものにするために練習問題や音読訓練を用い、記憶の定着を図る工夫も凝らされています。別冊と本書を併用することで、正確な英文法を身につける手助けをします。これにより、共通テストレベルの英語力を身につけることを可能とします。
商品情報
- - タイトル: 1カ月で攻略! 大学入試読むための英文法【基礎編】
- - 価格: 1,870円(税込)
- - サイズ: A5判、340ページ(本冊288ページ、別冊44ページ)
- - 音声DL: 約1時間
まとめ
この新刊は、大学受験を控えた高校生にとって強力な味方となる一冊です。基本的な文法を再確認し、自信をもって英文を読める力を養うための格好の教材です。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。