香水の世界史
2025-05-27 16:33:26

香水の歴史を探求する新刊『香水の世界史』が発売決定

香水の歴史をひも解く新たな一冊



2025年6月、グラフィック社から『香水の世界史 聖なる香り5000年の物語』が出版されると発表されました。この書籍は、香水の歴史とその魅力を深く理解するための貴重な資料になります。香水は紀元前3000年の「香料」に由来しており、その発展過程には古代から現代までさまざまな文化や人物が関与しています。

香料の起源と古代文明の役割



香料の発明は東洋に由来し、古代エジプトやメソポタミアでは、それは神々への奉納物として活用されていました。また、香料は社交や美容にとっても重要な役割を果たしていたのです。これにより、香りが人間社会にどれほど深く根付いてきたかが理解できます。

中世の変遷 - 治療から衛生へ



中世の終わり頃、人々は水を病気を媒介するものとして恐れ入浴を避けていました。しかし、その結果、体臭を隠すために香料が使用されるようになりました。香りは単なる装飾ではなく、当時の人々にとって生き延びるための重要な要素でした。

14世紀以降の香水の発展



14世紀以降、エチルアルコールの発見により香水が西洋に広まり、19世紀には技術革新が進みました。合成香料の使用により、香水は大量生産できる商品となりました。この時期の香水は、ただ嗅覚を楽しませるだけでなく、社会的地位や個性を表現する手段ともなりました。

歴史的香水の紹介



本書では、シャネルの「N°5」やゲランの「シャリマー」、ランコムの「トレゾァ」のように、歴史的な香水がどのように誕生したのかも詳しく紹介されます。これらの逸話を知ることで、単なる香り以上のストーリーを楽しむことができるでしょう。

著者について



『香水の世界史』の著者、エリザベット・ド・フェドーは、香水史を専門とする歴史家で、19世紀から1945年までの香水産業について研究しており、近代史の博士号を保持しています。香水やラグジュアリーに関する著作を数多く手がけており、香りと文化の振興を目的とした企業も設立しています。

書籍情報



  • - 書名:香水の世界史 聖なる香り5000年の物語
  • - 著者:エリザベット・ド・フェドー
  • - 翻訳:ダコスタ吉村花子
  • - 発売日:2025年6月
  • - 仕様:B5変並製総160頁
  • - 定価:2,530円(10%税込)
  • - ISBN:978-4-7661-3973-0

この書籍は、香水の過去や文化的背景に興味のある方にとって必見の内容となっています。美しい香りの世界に浸る旅へと誘う一冊です。


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