XRを活用した新コンソーシアムLBECの誕生
アソビュー株式会社、STYLY、KDDIの共同によって新たに設立されたLocation-Based Experiences Consortium(LBEC)が、LBE(Location-Based Entertainment)市場の形成を目的として始動します。2026年までに、150億円の市場規模を目指しているLBECは、エンターテインメント関連企業に留まらず、不動産や金融など多様な業界から25社が参加。これにより、多角的な視点からのLBEコンテンツの普及を目指しています。
LBE市場の成長
LBE市場は、特に「その場所でしかできない体験」に重点を置いており、2024年には54.7億米ドルから2029年には153.3億米ドルに成長する見込みです。北米では、Sandbox VRが大きな成功を収め、Netflixが独自の体験施設「Netflix House」を展開しています。今、消費者は「モノ」から「体験」へとシフトしつつあります。この潮流は商業施設や映画館などに新たな集客機会をもたらすと期待されています。
ただし、LBEコンテンツの導入を希望する施設では、多様な条件が存在するため、導入プロセスには大きな調整コストが課題とされています。そこで、LBECでは業界共通のガイドラインを策定し、これを成果として市場形成に寄与することを目指します。
LBECの具体的な取り組み
LBECは、ロケーションの環境条件(身体的空間や通信環境など)を可視化し、導入の際の障害を減らすことを目的にしています。具体的には、参加企業が所有する商業施設や映画館、美術館などでのLBEコンテンツの実装方法を模索。これにより、施設とコンテンツのマッチングが効率化され、新しい体験が生まれることが期待されます。
さらに、LBECの活動は国内にとどまらず、世界に向けた展開も視野に入れています。優れたLBEコンテンツの日本市場への導入、また日本が誇るコンテンツの海外流通を促進することで、国際的な競争力の向上を図ります。
経済的な影響と地域貢献
LBECの取り組みは、単なるコンテンツ流通の拡大に留まらず、地域経済の活性化にも寄与します。持続可能な形での空間活用を推進することにより、都市や地域に新しい価値を提供し、賑わいを生み出すことを目指します。
2030年に向けて、LBECはLBEコンテンツの流通施策に注力し、日本が世界有数のLBEコンテンツ流通拠点として成長していく過程を支える役割を果たすでしょう。
まとめ
2023年に発足したLBECは、今後も参画企業を募集し、様々な業界のプレイヤーとのネットワークを広げていく方針です。新しい体験価値の創造を通じて、消費者の期待を超えるLBE市場の形成を進めていくLBECの活動から目が離せません。