東京創元社が送り出す文芸誌『紙魚の手帖』の最新号(vol.27)が、2026年2月12日にリリースされる。この号では、表紙とイラストが新しくなり、カナダ出身のアーティスト・Genie Inkによる美しいカバーが目を引く。透明感のあるカラーパレットで描かれた幻想的な世界観が、これまでのイメージを刷新している。
特筆すべきは、先日発表された第174回直木賞において、嶋津輝さんの作品『カフェーの帰り道』が栄えある受賞を果たしたことだ。この作品には『紙魚の手帖』に掲載された短編が含まれており、その連載を担当した号もぜひチェックしたい。過去の号では「稲子のカフェー」(vol.19)、「嘘つき美登里」(vol.20)、そして「出戻りセイ」(vol.22)が収録されている。
この文芸誌は、ミステリ専門誌『ミステリーズ!』の後継として2021年に創刊され、東京創元社の強みであるミステリや翻訳作品に加え、SFやホラー、ファンタジー、一般文芸まで多彩な作品を提供している。今号では特に、著名な作家たちの新作が豊富に掲載されており、特集として白尾悠さんの連載『十一歳のキャンバス』もスタートする。
さらに、最新のミステリ短編や、2025年英国幻想文学大賞を受賞したエヴゲニア・トリアンダフィルの作品「孤独宇宙」などが含まれ、読者に多彩な文学体験を提供する内容となっている。また、若林踏による「本格ミステリ作家クラブ25周年記念トークショー&サイン会の模様」や、アニメ『名探偵プリキュア!』のインタビューもあり、多角的な視点で文学やエンターテインメントに迫っている。
『紙魚の手帖』は、年に6冊のペースで刊行され、魅力的な作品を次々とリリースしている。興味のある方は、東京創元社のウェブサイトで年間定期購読の申し込みも可能だ。たくさんの素晴らしい作品と出会えるこの機会をお見逃しなく。今後も新しい発見や感動が待っていることでしょう。ぜひ、次号の発売を楽しみにしていてほしい。カバーの新デザインとともに、文学の新たな魅力を楽しむ準備を整えておこう。