書籍『森林ビジネス』
2025-08-01 11:54:47

日本の森林ビジネスを知る一冊、書籍『森林ビジネス』発売決定

2025年8月1日、株式会社クロスメディア・パブリッシングから待望の書籍『森林ビジネス』が刊行されます。この一冊は、日本の豊かな森林資源と、そのビジネスの多様性を詳細に解説したものです。著者の古川大輔氏は、地域再生と林業再生の専門家として、日本全国の森林を熟知しており、その経験を基に業界の現状や未来の可能性について語ります。

日本の森林と文化


日本は国土の約7割を森林が占める森林大国。屋久島や白神山地はユネスコの世界遺産に登録され、また古くから「木の文化」が根付いています。全国各地で「里山」と呼ばれる人と自然が共存する場所があり、この文化が今も大切にされています。さらに、住居や公共建築においても木材が多く使われ、日本人にとって木は身近な素材です。最近では、木造ビルや公的建築物が増加し、2020年の東京オリンピックでも国産木材が多く使用されました。これにより、木材の利用価値が再認識されています。

新たな森林ビジネスの可能性


本書では、今注目されているSDGsや地方創生、脱炭素化のテーマに沿った新たな森林ビジネスの展望を示します。森林業界には「伐採」vs「規制」といった課題も多く、その現状も取り上げます。特に「持ち主不明の林」の問題や、森林施業プランナー、フォレスター、林業系コンサルタントといった多様な職種の紹介も行い、業界の広がりを示しています。また、一般的に知られている「木材」と「材木」の違い、間伐材に対する誤解など、興味深い“森林トリビア”も収録されており、幅広い読者に楽しんでいただける内容となっています。

誰にでも開かれた情報


特に森林や木材、さらには地域創生に興味がある方々、またこれから職を求める若者にとっても有用な情報が詰まっています。環境問題に関心のある方にとっても、理解を深めるための良書となるでしょう。著者の古川大輔氏は、さまざまな地域での経験をもとに、多角的な視点から情報を提供しています。

本書の各章の構成


本書は以下の9つの章で構成されています。1章では世界の森林ビジネスを学び、2章では日本の人工林について。3章以降は、森林の生産、流通、建築など多岐にわたる内容が展開されます。読者は、森林ビジネスの現在、そして未来に向けた理解を深めることができるでしょう。

著者の紹介


古川大輔氏は、地域再生と林業再生のエキスパートであり、全国各地の森林ビジョン策定に関わっています。大学時代には地域問題に深く関わり、数々の地域ブランド創造に寄与してきました。業界での多様な経験を基に、木材・建築業界における新しい可能性を追求し続ける著者です。2024年からは東京大学大学院で研究を再開し、さらなる価値の提供を目指しています。

書籍の詳細と入手方法


『森林ビジネス』は、288ページの内容で定価は1848円(消費税抜き)。興味のある方は、公式サイトやAmazonなどで予約することができます。森林や自然、持続可能性に関心のある方にとって、必見の一冊となること間違いなしです。


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