「哲学史入門」シリーズ再始動
2024年4月、好評を受けている『哲学史入門』シリーズが再び注目を集めます。新たに登場する第4弾『哲学史入門Ⅳ 正義論、功利主義からケアの倫理まで』は、2025年9月10日発売の予定です。今回も、事前注文の好調を受けて早くも重版が決定しました。
シリーズの魅力
このシリーズは、特に倫理学をテーマにしており、著者である人文ライター斎藤哲也さんが第一線で活躍する研究者たちと対談を行い、難解な哲学をわかりやすく紹介しています。第1巻から第3巻までの人気もあり、連続して販売されている状況です。
第4巻の内容
第4巻では、哲学を身近な問題として扱い、我々がどう正しく生きるかを考えさせる内容が詰め込まれています。斎藤さんは、古田徹也さん、児玉聡さん、神島裕子さん、立花幸司さん、岡野八代さん、ブレイディみかこさんといった著名な論者と対談し、倫理学のメインテーマである正義論、功利主義を詳しく掘り下げていきます。
編者の思い
斎藤哲也さんは、倫理学という分野は私たちの生活に直結する重要なものであるが、その認知度はまだまだ低いと語っています。自身が倫理学の魅力に気づいたのはここ数年のことだそうで、そんな体験を元にわかりやすく解説することを目指しています。
論章の概要
- - 序章: 倫理学に入門する意義(古田徹也)
- - 第1章: 現代における功利主義(児玉聡)
- - 第2章: 義務論から正義論へ(神島裕子)
- - 第3章: 徳倫理学の復興(立花幸司)
- - 第4章: ケアの倫理の重要性(岡野八代)
- - 特別章: 地べたから倫理を考える(ブレイディみかこ)
これらの章を通じて、倫理学の基礎を学ぶと同時に、我々の社会についての見方を新たにし、時に問いを投げかける内容になっています。
試し読みと特設ページ
さらに、NHK出版デジタルマガジンでは『哲学史入門』の各巻からの特別試し読みを公開中です。シリーズの中での対談やイベントのレポートも公開されており、興味深いコンテンツが盛りだくさんです。
詳細は特設ページを是非チェックしてみてください。
特製リーフレットの配布
また、シリーズの副読本として人気のあった特製リーフレットが増補版として復刻され、9月中旬から一部書店で配布されます。
無くなり次第終了となるため、ぜひお早めにお求めください。
商品情報
- - 書名: 『哲学史入門Ⅳ 正義論、功利主義からケアの倫理まで』
- - 著者: 古田徹也、児玉聡、神島裕子、立花幸司、岡野八代、ブレイディみかこ
- - 編者: 斎藤哲也
- - 発売日: 2025年9月10日
- - 定価: 1,265円(税込)
- - ページ数: 304ページ
- - 特設ページ: NHK出版ECサイト
- - Amazonリンク: Amazon
これからの『哲学史入門』シリーズに期待が高まります。