座談会: 映画人たちの挑戦
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、未来の映像業界を担うプロフェッショナルを発掘・育成するため、AFI(American Film Institute)への留学を希望する日本人クリエイターを推奨しています。今回は、AFIのConservatoryで撮影監督のコースに合格した戸田義久氏にインタビューし、彼のキャリアやAFI留学の意義についてお話を伺いました。
戸田義久氏の歩み
戸田氏は、長編映画からドキュメンタリーまで多岐にわたる作品に携わり、40カ国以上で撮影を行ってきました。その中でも、Disney+の「七夕の国」やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などの著名作品に参加し、その技術とセンスが光る場面がたくさんあります。
彼のキャリアの原点として、映画『ロボコップ』の影響があったと語ります。子供の頃にカセットテープで聴いた名画の数々が、今の撮影技術に対する興味を引き起こしました。また、監督を目指していた頃の『呪怨』の衝撃が、撮影の道に進む決定打となったと語ります。
AFI留学の挑戦
戸田氏は、21年のキャリアを経て、技術の限界を感じAFI留学に挑戦します。彼は自らの成長を目的として厳しい環境に飛び込みました。AFIでは、彼にとって異例のサバイバル生活が待っていました。毎日9時から21時まで授業がある中で、彼は映像の光の特性を徹底的に学びます。
「ハリウッドで生活するという魅力を感じ、自分を試すための挑戦でした」と語る戸田氏。ドキュメンタリーで培った観察力を活かし、物語を解剖する技法を学ぶことができたと振り返ります。
未来への展望
AFIを無事に卒業した戸田氏は、現在海外で活動するためのO-1 VISAを取得し、UTAとのエージェント契約も結びました。これから、アメリカや台湾、シンガポール合作の映画の準備を進めているとのことです。彼は未来の若手クリエイターに向けて、「映像業界を目指す人たちに、挑戦し続けてほしい。自分を信じて行動することが大切です」とメッセージを送ります。
結論
戸田義久氏のAFI留学を通じて得た経験は、映像業界でのキャリアに新たな道を切り開くものでした。これからも彼の挑戦から目が離せません。日本の映像制作の未来を担う彼の活躍に期待が寄せられます。