新たな小論文学習の革新
京都市に本社を置く株式会社世界思想社教学社は、教育に関わる生成AIを活用した新しい取り組み「赤本AI」の実証実験を開始します。このプロジェクトは、同社が提供する「大学赤本シリーズ」と、株式会社みんがくが持つ生成AI技術の融合によるもので、2025年11月から実施されることが決まりました。
「赤本AI」の概要
「赤本AI」は、長年受験生に愛用されている「赤本」のノウハウと、みんがくが開発した「スクールAI」の生成AI技術を組み合わせ、授業現場での活用を目指しています。実証実験を通じて、生徒のフィードバックを受け取りながら、より実用的な教材を開発するのが目的です。
実証実験の進行と参加者の役割
この実証実験では、特に小論文対策に焦点を当て、高校1年生および2年生を対象とした教育機関から参加校を募ります。選ばれた学校と塾には、実証セットとして提供される教材を利用し、生徒が実際に問題を解くことでAIからのフィードバックを得る機会が与えられます。
フィードバックを受けながら、自分の答案に対する分析を行います。この体験を通じて、参加者自身が教材開発の過程に関与することとなり、学校名は巻末に「Special Thanks」として掲載される予定です。
システムの特徴
「赤本AI」では、生徒の答案に対するAIの診断能力を活かし、具体的な表現方法や論理展開の検討を行います。これにより、どのように考えるとより良い文章になるのか、そのプロセスを学ぶことが可能です。また、実際にフィードバックを受けることによって、授業の効率化にも寄与することが期待されています。
参加校・塾への募集詳細
現在、全国の高校で小論文対策を行っている学校や塾の協力を募集中です。参加者は「赤本AI」を利用することで、最新の学習体験を得られるだけでなく、実際の教材づくりに参加できる貴重な機会となるでしょう。
参加期間は2025年10月31日から11月18日まで。実証実験は2025年11月21日から始まります。このプロジェクトへの参加を通じて、生徒たちは実際の教材開発に寄与し、さらにAIを活用した学習方法を体験することができるでしょう。
教育の未来を共に創造する
株式会社世界思想社教学社と株式会社みんがくは、「挑む人の、いちばんの味方」と「次世代の教育のスタンダードを創る」をモットーに、教育分野におけるAIの可能性を探求しています。このプロジェクトによって、教育現場に革命的な変化をもたらすことを目指しています。
教育におけるAI技術の進化がもたらす影響は計り知れません。「赤本AI」を通じて、共に新しい学びのスタイルを築いていくことを期待しています。参加を希望する方は、公式ウェブサイトからの申込みが可能です。