イヤミスの女王・真梨幸子が贈る最新作「フジコの十ヶ条」が発売決定！

書籍紹介: 真梨幸子『フジコの十ヶ条』

今年、デビュー20周年を迎えた真梨幸子が再び世に送り出すのは、累計72万部を記録した大人気シリーズ「殺人鬼フジコ」の最新作、タイトルは『フジコの十ヶ条』です。この作品は、2025年5月30日に株式会社徳間書店から発売予定です。特に注目すべき点は、この作品が登場人物たちに与えた「十ヶ条」を基に展開される新たな連続殺人の物語です。

シリーズの背景

「殺人鬼フジコ」シリーズは、伝説の殺人鬼フジコを中心に語られるダークなストーリーが特色です。前作『殺人鬼フジコの衝動』や『インタビュー・イン・セル殺人鬼フジコの真実』は、読者に衝撃とともに深い考察を提供しました。そんな中、新作ではフジコの名を冠した「十ヶ条」に従って続発する連続殺人事件が描かれています。

あらすじ

物語は、出版社勤務の米井富士子が中心となり、フジコが遺した「十ヶ条」に基づく悲劇的な出来事が絡み合う展開。この十ヶ条によれば、成功と幸せを手に入れるためには「邪魔な人間は消せ」といった過激な教えが含まれており、この内容がどのように人々を引き寄せ、また翻弄するのかが見どころとなります。

書誌情報

著者： 真梨幸子
発売日： 2025年5月30日（金）
定価： 1,980円（税込）
判型： 四六判
ページ数： 368P
ISBN： 978-4-19-866012-3

この本は強く印象に残るストーリーが展開されるため、ジャンルとしてはイヤミスを愛する読者にとって必読の一冊となるでしょう。真梨幸子の独特の視点と人間心理への深い探求が、さらに磨かれた作品に結実したことは間違いありません。

著者プロフィール

真梨幸子は1964年に宮崎県で生まれ、2005年に短編小説『孤虫症』でデビューを果たしました。彼女の描くストーリーは、人間の内面に潜む暗い側面や欲望を巧みに表現しており、読者を釘付けにする力を持っています。今回の『フジコの十ヶ条』も、彼女の独特の筆致が光る作品になることでしょう。

さらなる期待

真梨幸子が語るように、デビュー20年という節目で新たな視点から描く本作は、これまでの作品と同様に、素晴らしい緊張感や驚きを提供してくれることでしょう。期待が高まる中、ファンにとっても新たな魅力を引き出す仕上がりになることが期待されます。これからどのように構築された物語が展開されるのか、ぜひご注目ください。

『フジコの十ヶ条』は全国の書店及びオンラインストアでの取り扱いが予定されていますので、この機会にぜひお手に取ってみてください。暗くも魅力的なピカレスクな世界を存分に楽しむことができるでしょう。