アクターズスクール広島が伝える平和のメッセージ
アクターズスクール広島は、平和をテーマにした音楽プロジェクト「ASH PEACE project」を立ち上げ、在校生36人が3日間にわたりレコーディングを行いました。このプロジェクトは、戦後80年、被爆80年の今年、音楽の力を借りて子どもたちが平和について語ることを目的としています。
レコーディングの内容
今回レコーディングされた楽曲は、合唱曲「Hello, Thank you, Sorry, All right」、4人組ユニットによる「サンタと神様」、そしてソロ曲「Mother Earth , Mother」、「瓦礫に花は咲かない」、「ノーモアノーウォー」の5曲です。参加したのは小学1年生から高校1年生までの生徒たちで、子どもたちの力強い歌声が平和を願うメッセージを響かせます。
各楽曲のメッセージ
合唱曲「Hello, Thank you, Sorry, All right」では、互いを理解するための言葉が平和の第一歩だというメッセージが込められています。「サンタと神様」では、ファンタジーな存在を信じることで希望を持ち、前を向こうとする心情が表現されています。
「Mother Earth , Mother」では、地球を「母」とし、その存在を慈しむことを通じて平和について考える重要性が説かれています。一方「瓦礫に花は咲かない」では、人間の無意識な加害性に光を当て、「再生への希望」を示す強い警告が伝わります。最後の「ノーモアノーウォー」は、現在も戦争で苦しむ人々の声に耳を傾け、戦争の終結を切に願うメッセージを織り交ぜています。
生徒たちの思い
レコーディングに参加した小学5年の陽葵さん(11)は、「戦争がなくなってほしいという思いを込めて歌った」と語り、戦争の影響を受ける人々への思いを強調しました。小学4年の鈴花さん(10)は、「サンタと神様を信じることで、怖い思いをしている人々が少しでも幸せになってほしい」と願う気持ちを明かしました。また、中学2年の小暖さん(13)は「平和への強い思いが込められた曲で、心に届いてほしい」と力強く語りました。
楽曲のリリース情報
「ASH PEACE PROJECT」の楽曲は、8月15日にデジタル配信され、広島駅南口地下広場にて無料のリリースイベントが予定されています。このイベントでは、午後5時と午後6時の2回、子どもたちが歌う姿を目の当たりにできます。CDリリースは9月23日を予定しており、多くの人々に平和のメッセージが届くことを期待しています。
アクターズスクール広島の取り組みは、音楽を通じて平和の大切さを再確認するきっかけを提供しており、次世代の子どもたちによる熱いメッセージにぜひご注目ください。