茶道会館『山里』が誇る点心の魅力とは
茶道会館「山里」が贈る、点心の魅力を伝える初の書籍が近日中に出版される。この本では、懐石料理に定評を持つ「山里」が考案した点心の詳細や、その制作方法が紹介されている。点心は、食事と食事の間の空腹を満たすための少量の料理を指し、特に茶事や茶会の場では、懐石料理をより簡素化した形で提供されることがある。
目にも美しい季節感溢れる料理
茶会で出される点心は、懐石料理のコンパクト版とも形容される。華やかで美しく、季節感があり、茶会のテーマに沿った多彩な趣向が凝らされており、参加者を楽しませるための特別な一箱となる。懐石料理の重々しさがなく、もっと気軽に日本の食文化を味わえる点でも高く評価されている。
特に注目すべきは、冷めても美味しさが際立つ点心の特性である。料理のプロたちも、その風味を称賛していることから、この点では特に多くのファンをつかんでいる。
茶道文化の普及に貢献する新刊
著者の岡哲夫氏は、日本料理の名店での経験を生かし、「山里」での点心作りに取り組んできた料理人である。監修者の北見宗幸氏は、茶道文化振興に力を注ぎ、全国各地で茶道の指導を行っている。この二人による本書は、茶道に対する理解を深める貴重な教材となる。
また、これまで数少なかった茶会のお弁当に特化した書籍が、ついに一般向けに出版される。これは、茶道愛好者や日本料理の料理人にとって、まさに待望の一冊となることだろう。
書籍情報
書名は『茶会のお弁当』で、B5サイズの変型判、全192ページとなっている。定価は3,520円(税込)で、2025年6月12日に発売予定。また、この本は、茶道会館「山里」に行かないと味わえない貴重なレシピが多く含まれており、ファン必見の内容となっている。
最後に、この書籍は茶道や日本料理の深い理解を促進する一助となることを願ってやまない。ぜひ、手にとってその魅力に触れてみてほしい。
著者プロフィール
- - 岡 哲夫(おか・てつお):日本料理の名店で修業し、現在の「山里」で料理長を務める。
- - 北見 宗幸(きたみ・そうこう):茶道文化振興会の理事長として茶道の普及に努める。
書籍購入先
書籍の購入は、株式会社誠文堂新光社の公式ウェブサイトから行える。詳しくは下記リンクから確認してほしい。