キンタロー。が孤独・孤立にエールを！「コドクエ」完成記念イベント開催

キンタロー。が孤独・孤立にエールを送る！「コドクエ」完成記念イベントの模様

2025年5月11日、愛知県豊田市の能楽堂にて、「孤独・孤立対策ボードゲーム『コドクエ』完成記念Wイベント」が盛会に開催されました。このイベントは、孤独や孤立を「誰にでもある身近なこと」と捉え、その予防や啓発を目的として進められている取り組みの一環です。

つながりの重要性を伝える豊田市の取り組み

イベントは、豊田市の太田稔彦市長による孤独・孤立対策の概要説明からスタートしました。市長は、孤独・孤立は誰にでも起こりうるものであるとの観点から、地域の中で「人と人とのつながり」を育むことがいかに重要かを強調しました。そして、楽しく学べる方法として、ボードゲーム「コドクエ」を活用したことを発表しました。

キンタロー。さんのスペシャルゲストとしての登場

イベントの第一部では、岡崎市出身の人気お笑いタレント、キンタロー。さんが特別ゲストとして登場しました。彼女は、自身の孤独・孤立の体験を語りつつ、約300名の観客と一緒に笑いのトークショーを展開。能楽堂に現れた際、彼女は般若の仮面をかぶり、そこから「アンミカやで〜〜〜〜！みんな口角上げてこ〜〜〜！」と元気に呼びかけました。その瞬間、場の雰囲気は一気に明るくなり、観衆は彼女の存在感に圧倒されました。

キンタロー。さんは、ポジティブなメッセージを伝えるために、「毎朝、鏡の前で『笑顔の観覧車回してこー！』と3回唱えて」とアドバイスし、その場を和ませました。また、彼女は地元岡崎市の懐かしいCMネタを披露し、「今でも三河弁が出ちゃう」と当時のエピソードで観客を楽しませました。

孤独・孤立の経験を共有し、参加者を勇気づける

トークが進む中、キンタロー。さんは自身の中学校時代の孤独・孤立の経験にも触れました。「仲の良かった友達に無視され、人と話すのが怖くなった」と語り、同級生との壁を乗り越えるためにカナダへのホームステイが大きな転機になったことを振り返りました。そのフレンドリーな同級生との交流が、彼女にとって新しい人間関係の扉を開くきっかけとなったそうです。

続いて行われたお悩み相談コーナーでは、参加者から寄せられた質問に対して、キンタロー。さんがユーモアとモノマネを交えながら回答しました。特に「ママ友を作る方法」に関する質問には、自身の体験を元に、「仲良くなりたいと思ったら、アタックするのが大事」とアドバイスし、ユーモラスにトークを繰り広げました。

「コドクエ」体験会で新たなつながりを形成

トークショーの後、参加者は「コドクエ」のプレイ体験会を行いました。この無料かつ事前申込制のイベントには、80名が参加。テーブルごとに配置されたスタッフと共に、年齢や立場を超えて協力しながらゲームを楽しむ姿が見られました。体験後には、キンタロー。さんのサイン入り『コドクエ』が当たる抽選会も開催され、笑顔が溢れる楽しいひと時となりました。

「コドクエ」は、今後豊田市内28カ所の交流館に設置され、誰でも気軽に楽しめる環境をつくることが目指されています。孤独や孤立を予防するためのヒントを、楽しく学べる機会を提供する豊田市の心温まる取り組みに、地域のつながりを感じることができる素晴らしいイベントとなりました。