デンマークでの60年を振り返る一冊が登場
2026年5月22日、合同出版株式会社からケンジ・ステファン・スズキの著書『デンマークで暮らして60年何のために生き、どう生きてきたのか』が全国書店およびオンラインショップで発売される。この本は、1967年にデンマークに移住し、62年以上にわたりこの国で生活してきた著者の思い出や体験、そしてその中で培った環境への考え方をまとめた一冊だ。
1. デンマークへの憧れと初めての一歩
1967年、若き日のケンジは社会福祉国家として知られるデンマークに憧れを抱き、ソ連を経由して入国した。そのときの寒みぞれが降るコペンハーゲン駅の光景は、今でも忘れられない思い出として彼の心に刻まれている。これを皮切りに、彼のデンマークでの人生が始まった。
彼は皿洗い、農業実習、航空会社や大使館での勤務、マーケティング、翻訳、そして農場経営など多岐にわたる職業を経験しながら、デンマーク社会の中で柔軟に生きる術を学んだ。その中には、個人の自由を尊重するデンマークの社会構造が反映されており、そこから彼の価値観が育まれていった。
2. 日常生活とデンマーク社会の幸福
著書では、大学生活や病気、結婚、子育て、離婚といった彼の日常も赤裸々に語られている。そうした瞬間を通して、デンマークが「世界で最も幸福な国」とされる理由が見えてくる。著者は時に苦悩しながらも、そこに生きることで得た幸福感や、周囲の人々との繋がりがいかに彼の人生を豊かにしたかをつづっている。
3. 環境活動と国際的な影響
1990年代以降、デンマークの風力発電技術を日本へ普及させる活動を始めた著者。彼のビジョンは、日本とデンマークの架け橋を作ることであり、多くの研修生たちと共に過ごした経験が描かれている。デンマークの環境政策や再生可能エネルギーの先進的な取り組みが、日本におけるエネルギー問題を考える上でものすごく重要な示唆を与えてくれる。
4. 家族との絆と未来への展望
著者は、3人の娘たちとその家族との絆を深めながら、今日も活動を続けている。彼の言葉には、未来に対する強い希望と、生き生きとした哲学が表れている。著書は、彼の多岐にわたる経験をもとに、読者に対して自分の人生を見つめ直すきっかけを提供する一冊となっている。
まとめ
ケンジ・ステファン・スズキの著書『デンマークで暮らして60年何のために生き、どう生きてきたのか』は、彼の豊かな人生体験と哲学が詰まった貴重な作品である。デンマークという国が彼に与えた影響、そして彼が日本とデンマークの架け橋としての役割を果たしてきた様子が伝わる内容となっている。是非、多くの読者に手に取っていただきたい一冊だ。