伍代夏子特別防犯支援官が国際電話詐欺対策を呼びかけたイベント開催

伍代夏子特別防犯支援官が詐欺対策を強調

2025年7月20日、徳島県美馬市の地域交流センターにて、「みんなでとめよう!！国際電話詐欺～♯みんとめとくしま大作戦～」が行われました。このイベントには、伍代夏子特別防犯支援官が出席し、国際電話やSNSを悪用した詐欺の手口やその対策について参加者に語りかけました。

近年、オレオレ詐欺などの特殊詐欺が全国で多発しており、特に国際電話を利用した手口が大きな問題となっています。伍代支援官は、詐欺犯が発信元を偽装し、実際の警察の電話番号を表示させたり、警察からの連絡であるかのように見せかけた画像をSNSで送信する手口が現実に起こっていることを伝え、注意を呼びかけました。

多くの参加者が防止策を実践

このセミナーでは、詐欺に遭わないための一つの手段、「国際電話の利用休止」が提案されました。実際に会場でこのサービスの利用を促し、参加者から300件以上の申し込みがあったことが報告されました。この国際電話の利用休止は、特に海外とのやり取りがない人にとって有効な手段と言えるでしょう。さらに、伍代支援官は携帯電話の設定を変更することや、未登録番号の着信拒否、ブロックアプリの活用などもアドバイスしました。

今回のイベントには、高齢者が中心に多く集まり、詐欺の実態に対する認識を深める貴重な機会となりました。伍代支援官は、「最近、多くの被害者が国際電話での詐欺に困っている状況です。相手が近しい存在を装い、信じさせようとする手口には絶対に引っかからないようにしてほしい」と強調しました。

参加者の反響

参加者からは、「この情報を親や周りの人に伝えたい」との声が多く寄せられました。また、伍代支援官は、特に心に残ったエピソードとして、詐欺の電話を楽しみにしていた高齢者の話を取り上げ、「友人のように近づいてくる詐欺師と決して会話をしないでほしい」と訴えかけました。

このように、詐欺防止への意識向上が図られた今回のイベントは、徳島県のさらなる安全につながることが期待されます。主催者たちは、今後もこのような活動を通じて、全国の詐欺被害を減少させるための取り組みを続けていくことを表明しました。