親子で語る学校の実情
2025-04-28 07:35:40

新刊『なんで学校は変なの?』親子の対話で学校教育の真実に迫る

新刊『なんで学校は変なの?』の魅力



教育の現場では、日々さまざまな問題が顕在化しています。その中には、校則や指導方法、教員の質に関する疑問が多く存在し、今一度、学校という場に対する見直しが求められているのではないでしょうか。このたび、株式会社新評論から出版される新刊『なんで学校は変なの?-教員の父に教育実習生の娘がストレートな質問!』は、こうした疑問に正面から向き合った一冊です。

紙上再現された親子の白熱バトル



この本は、教員生活30年の父と教育実習に入った大学生の娘が繰り広げる実践的な対話を基にしています。娘は、自らの視点から学校の現実や校則の不可解さを直接父にぶつけ、父はその問いに対して自身の経験から得た現実を語ります。特に、娘がストレートに学校教育の問題点を指摘する姿は、読者にとって新鮮な視覚を提供します。

「校則って一体何のため?」と問う娘



例えば、「校則は生徒のためになっているのか?」という疑問に対して、父は、学校の方針や校則が企業との関係にどう影響を与えているのかを説明します。意外にも、「校則のおかげで企業からの求人が増えた」といった見解は、学校教育を取り巻く環境を見つめ直すきっかけになるでしょう。このように、単純に批判するのではなく、実際の現場でのリアルなデータに基づいた対話が展開されます。

教員の質と学校の未来



教員の資質についての言及も本書の注目ポイントです。娘は「ダメな先生が増えているのでは?」と尋ね、そこには教員養成の制度や現場の実情に起因する問題もあることが浮き彫りになります。父は、その原因が時には校長の決定や方針にあることを指摘し、教育システム全体の見直しを促します。この点において、親たちが直面する不安や疑念を解消する道も見えてきます。

未来を切り開く新たな視点



本書では、学校に対する批判だけでなく、未来への希望も探求されています。「また、学校批判か」と避けることなく、課題を直視し、一歩前へ進むためのヒントが散りばめられています。保護者や教育関係者にとって、この対話を通じて感じ取れる新たな視点は、非常に有益なものとなるでしょう。

読者に伝えたいメッセージ



著者の津久井聖志氏は、53歳で教員を退職後、教育講演者として活躍しています。彼の視点を通じて、子どもたちの未来を守るために何が必要かを学ぶことができます。教育を受ける側だけでなく、教員を目指す人々にもぜひ手に取ってほしい一冊です。

■ 目次
1. まえがき
2. 第1章 校則って、生徒のため?それとも先生のため?
3. 第2章 なぜ、うまくいかないのか
4. 第3章 生活指導のここが変
5. 第4章 進路指導と教員のホンネ
6. 第5章 先生に聞いてみたいこと!学校のウラ話
7. 第6章 いじめはなくならない――親にできることは何?
8. 第7章 学校教育はもうダメなのか?
9. おわりに――「卒業式の舞台裏」を特別公開!

最後に



『なんで学校は変なの?』は、ただの教育書ではありません。現代の教育現場をリアルに反映し、子どもたちの未来のために何ができるかを共に考えるための重要な一歩となることでしょう。今後の学校教育の行く末を知り、新たなアイデアを見つけるための手助けとなること間違いなしです。ぜひご一読ください。


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