山崎怜奈特別防犯支援官が労う特殊詐欺防止の重要性
2025年4月20日、東京都港区高輪区民センターで開催された「高輪地域安全セミナー」において、山崎怜奈特別防犯支援官が登壇しました。このセミナーは、近年増加しているオレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺に対する知識と対策を広めることを目的としています。
特殊詐欺は現役世代にも影響が
山崎支援官はイベントの冒頭で「特殊詐欺はもはや高齢者に限った問題ではなく、20代から50代の現役世代にも広がっている」と訴えました。彼女自身も20代であり、世代間での情報共有の重要性を強調しました。特に「ニセ警察詐欺」が増加していることに触れ、「最近の手口はかなり巧妙化している。特に注意が必要です」と警鐘を鳴らしました。
国際電話の利用休止について
山崎支援官は、特殊詐欺の特徴として国際電話を利用するケースが増えていると指摘しました。偽の電話が海外からかかってくることが多いため、国際電話の利用を中止する申請ができるシステムがあることを紹介。「国際電話を使う予定がない方は、ぜひ申込みをしてほしい」と呼びかけました。これにより自分自身だけでなく、家族を守るための第一歩となります。
SNSを利用した詐欺の危険性
セミナーの終盤では、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺など、オンライン上での詐欺の手口についても触れました。著名人を装った手口が増えているため、特に注意が必要です。「SNSでは偽の映像や画像が使われることもあります。信頼できる情報源からの確認が大切です」と語りました。
参加者による国際電話利用休止の申込み
セミナーの最後には、参加者が実際に国際電話の利用休止を申込む機会が設けられ、山崎支援官が申込書の書き方を説明しました。申請は簡単で無料であり、ポストへの投函を行うだけで手続きが完了します。「電話からも申し込めるので、皆さん自身をしっかり守ってください」と力強く訴えました。
最後に
特殊詐欺は現代社会において非常に深刻な問題ですが、こうしたセミナーでの啓発を通じて、少しでも被害が減ることを願います。山崎怜奈支援官のように、情報を分かち合い、私たち自身や大切な人たちを守っていくことが求められています。今後もこうした活動が続くことを期待しています。