井端弘和氏が推薦するバッティング革命
2025年2月17日、『バッティングを科学する ボールを飛ばすメカニズム』が日東書院本社より発売されます。この本は、筑波大学体育系の教授である川村卓氏と、数々のプロ野球選手のパーソナルトレーナー井脇毅氏の共著によるもので、まさに現代のバッティングに新たな光をもたらす一冊です。
現代の情報過多に適応した一冊
バッティングに関する情報が溢れている今日、選手たちはその中から自分に合った理論や技術を見つけなければなりません。井端弘和氏も推薦する本書は、科学の視点から打撃メカニズムを解説し、その知識を基にした効果的な練習法を提供します。読者は、自分に適したスイングを見つけ、さらなるパフォーマンス向上を目指すことができるでしょう。
科学的なアプローチによるトレーニング
本書は、まずバッティングの基本的な原理を解説しています。例えば、ボールの中心から6㎜下のポイントで、19度の角度からインパクトすることが飛距離を最大化する理論ですが、これは実際のプレーの中で様々な要因によって変化する可能性があります。これに基づき、実践的な練習ドリルを数多く提案しており、これにより選手はスイング力を向上させることができます。
川村卓氏によるトレーニングドリル
川村氏は「インサイドアウトを身につける」「スイング力を上げる」「変化球とファウルの打ち方を学ぶ」といった具体的な練習ドリルを提示しています。また、井脇氏は実践的なトレーニング法として、バッティングに必要な4つの要素、つまり「骨盤の使い方」「下肢の操作性」「支持機能」「胸郭と捻転差」を強化する方法を紹介しています。これらのドリルはすべてQRコード付きで、リアルな動きを動画で確認することができるため、視覚的にも効果的な学習が可能です。
本書の構成
本書は、以下の6章から構成されています:
1. バッティングの原理原則
2. 局面ごとの身体の動き
3. タイプと特徴で考えるいろいろな打法
4. 現場で起きているバッティング
5. バッティングスキルアップトレーニング
6. バッティングのための能力アップトレーニング
本書を通じて、選手は新たな視点からバッティングを考え、実践に役立てることができるでしょう。
著者プロフィール
川村卓氏
筑波大学体育系にて教授を務め、博士号を持つ川村氏は、学生たちの指導に熱心に取り組んでおり、様々なスポーツ選手の動作解析に精通しています。主な著書には『ストレートの秘密』や『変化球を科学する』があり、その知識は広く認知されています。
井脇毅氏
アスレティックトレーナーの井脇氏は、プロ野球選手のトレーニングを行っており、多くのスポーツ選手のコンディション管理を担当してきました。彼の経験と知識は、本書のトレーニング方法に色濃く反映されています。
まとめ
この本は、バッティングの原理から実践的なトレーニング方法までをカバーしており、スポーツ選手や何かしらの形でバッティングに関わる人々にとって、必携の一冊と言えるでしょう。ぜひ手に取って、その科学的なアプローチを体感してください!