小学館新書が進めるアクセシビリティへの新しい挑戦
小学館新書は「開かれた読書を目指して」、「すべての人に本を」という理念のもと、より多くの方に本を届けるための様々なアクセシビリティ向上の取り組みを行っています。2025年8月1日には新刊として、『巨人V9の真実』、『生き延びるための昭和100年史』、『頼る力』の3冊が刊行される予定ですが、これらの本もアクセシビリティへの配慮がされていることで注目されています。
障害者への配慮
新たに刊行されるこれらの書籍は、「すべての人に小学館新書」というキャッチフレーズのもと、視覚障害や肢体不自由などの方々にも読んでいただけるよう工夫されています。既に2025年4月以降に刊行された書籍では、本文が本格的に読みやすいUD(ユニバーサルデザイン)フォントに変更されており、高齢者も含めた多くの方々にとって快適な読書体験が提供されています。
また、例えば視覚障害のある方などには特別にテキストデータが提供されており、これによってより多くの方々が情報にアクセスできる環境を整えています。このような取り組みは、ただの出版活動にとどまらず、社会全体のアクセシビリティ向上へとつながっています。
オーディオブックにも積極的
さらに小学館新書はオーディオブックの制作にも力を入れています。すでにいくつかのタイトルが音声化されており、耳で聞くことで読書が苦手な方や目の不自由な方にも楽しんでいただけるコンテンツが整えられています。
新刊の詳細
『巨人V9の真実』
著者:鵜飼克郎
60年前に始まった巨人V9の歴史を振り返り、長嶋茂雄さんの旅立ちを機に、当時の秘話を語る貴重なインタビュー集です。王貞治や金田正一などのチームメイト、ライバルの平松政次、野村克也との対談が満載で、ファン必見です。
『生き延びるための昭和100年史』
著者:佐藤優・片山杜秀
昭和から令和へと続く日本社会の課題を見つめ直す一冊。新しい危機を迎えた今、歴史の教訓をどのように生かしていくか、知の巨人たちが白熱の対話を展開しています。
『頼る力』
著者:肥後克広
人生100年時代における新たなスキル「頼る力」をテーマにした初めての人生論です。ダチョウ倶楽部リーダーとしての経験を通じて、先輩や後輩、家族との助け合いの重要性を語ります。
今後の展望
小学館新書は今後も、他にはないユニークなテーマを持つ新刊を常に発表する予定です。偶数月の1日には新たな書籍を刊行しているため、これからも読者には多彩なコンテンツを楽しんでいただけるでしょう。
このように小学館新書はアクセシビリティへの取り組みを強化し、すべての人にとっての「本」とは何かを追求しています。新しい試みに期待しつつ、今後の刊行予定にも目を離せません。