魔法の箒で国際レース挑戦、異世界を渡る魔導師の物語が始まる！

今年の7月、いずみノベルズから新刊『エアボーンウイッチ４異世界帰りの魔導師は、時間も越えて見せます』が発売される。著者は呑兵衛和尚、イラストは七六が手掛け、デジタル版と印刷版の両方が揃うことから、多くの読者に期待される一作になりそうだ。

ストーリーの舞台は異世界と過去の地球

この物語は、フランス・コンピエーニュの迷宮での激闘から始まる。主人公の如月弥生は、第1空挺団魔導編隊の一員として、夜魔キスリーラとの壮絶な戦いに挑む。無事に任務を終え、ほっとしたのもつかの間、彼女の次なる任務は、魔法の箒を用いた国際ＭＢ（マジックブルーム）グランプリへの技術協力だ。この任務は、普通の軍務とはかけ離れたもので、弥生は一瞬心が浮き立つ。

ところが、そんな日常が続くと思いきや、エジプトでの演習中に突如として巨大魔法陣が現れる。彼女はその光に呑まれ、翌瞬、目を覚ましたのは過去の地球だった。そこで出会ったのは、謎の錬金術師ヤン。ふたりは力を合わせ、現代への帰還手段を探すが、迫る時間のリミットと不安定な運命が彼らを襲う。果たして、如月弥生は未来への道を切り拓くことができるのか。

忘れられない背景と登場人物

著者の呑兵衛和尚は、この作品に情熱をもって取り組んでおり、本作も前作からの流れを大切にしている。「魔物の脅威からフランスを守るために、迷宮に突入した」と語る弥生の姿は、彼女が直面する様々な試練の象徴的な存在だ。また、作品の中で描かれるレースや魔法、友情の要素も、読者を魅了するに違いない。特に、魔法の箒を使った国際的な競技は、これまでとはまた違った視点から描かれることで想像力をかき立てる。

新たな試みと書下ろしエピソード

また、本書には完全書下ろしのエピソードも収録される。この新しい物語では、時間を越えた魔術師の冒険が展開されるという驚きの展開が待っている。表紙を見ただけでワクワクしてくる。弥生がどのように過去に向かうのか、そしてその先に何が待っているのか、読者は目が離せないだろう。

目次や販売情報は要チェック

『エアボーンウイッチ４』には、序章として「魔導師の休日と、平穏そうだった日々」や、時間に関連した事件が展開する「時間の支配者と、存在消滅の危機」など、興味深い章が用意されている。他にも、書籍版特典としてショートストーリーも収録されるので、この機会を逃さないようにしたい。

この作品は、電子書籍版が1,300円（税別）、印刷書籍版が2,200円（税別）で販売される予定だ。さまざまな書店やオンラインストアでの取り扱いが期待されているため、ぜひ多くの方に手に取ってもらいたい。

著者とイラストレーターのプロフィール

著者の呑兵衛和尚は、1967年生まれの元ゲームデザイナーであり、独特の視点から創作活動を行っている。また、イラストレーターの七六は、キャラクターや機械、兵器デザインにも力を入れており、彼のビジュアル展開が作品に良い影響を与えている。

この新作『エアボーンウイッチ４』は、魔法や異世界、時間旅行をテーマにしながら、読者を夢のような冒険へと引き込むこと間違いなし。新たな試練に挑む如月弥生の姿をぜひ、書籍を手に取って確かめていただきたい。