不思議なマザーグースの世界にようこそ!
神奈川県民ホールが贈る音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』は、古楽器を使った演奏と絵本仕立ての映像によって、観客を不思議な世界へと誘います。このイベントは、1975年の開館以来、神奈川県の文化芸術において重要な役割を果たしてきた神奈川県民ホールが、2025年4月以降の建て替えに向けた休館中にも様々な事業を通じて続けてきた魅力的なプログラムの一環です。
マザーグースに触れる
「ハンプティ・ダンプティ」や「ロンドン橋おっこちた」といった歌は、イギリスから伝わる童謡「マザーグース」として広く知られています。これらは17世紀から続くもので、数え切れないほどのバリエーションを誇り、教養の基盤ともなっています。楽しい歌だけでなく、恐怖や奇妙さが詰め込まれた歌が多いのも特徴です。これは、古今東西共通の、人々が暗い面に魅力を感じる証拠とも言えるでしょう。
音楽絵本の魅力
この『奇妙なマザーグースの話』では、山福朱実による美しい木版画と加藤リツ子の翻訳による字幕映像を背景に、波多野睦美のメゾソプラノと西山まりえのヴァージナル演奏が披露されます。この異色のコラボレーションは、親子で楽しめる内容として提供されており、特に0歳のお子様から幅広い世代に向けた内容になっています。音楽だけでなく、言葉の遊びやリズムも楽しめるため、英語に触れる良い機会にもなるでしょう。
パフォーマンスの詳細
イベントは、2025年9月27日に松田町生涯学習センターで、そして9月28日には清川村生涯学習センターで予定されています。全席自由で、一般は2,000円、24歳以下のU24チケットは500円というリーズナブルな価格設定も嬉しいポイントです。加えて、0~3歳のお子様は膝の上での鑑賞が無料というサービスもあり、家族で楽しめる環境が整っています。
参加者のプロフィール
波多野睦美は、イギリスで学び、シェイクスピア時代のリュートソングやバロック音楽の歌唱において高い評価を得ているメゾ・ソプラノの演者です。その深い音楽的背景が、マザーグースの独特の雰囲気を引き立てます。また、西山まりえはバロック・ハープとヴァージナルの第一人者であり、彼女の演奏技術は歴史的楽器の魅力を最大限に引き出します。
終わりに
このコンサートは、単なる演奏会ではありません。不思議で奇妙なマザーグースの世界に浸ることで、幼い頃を思い出し、心を和ませるひと時を提供します。マザーグース初心者からファンまで、誰もが楽しめるプログラムです。この機会をお見逃しなく!