グルメ杵屋が国際広告賞で金賞、映像制作の新たな挑戦

グルメ杵屋が国際的な広告賞で金賞を受賞

株式会社グルメ杵屋が制作した映像作品「う DON」が、米国の広告賞「Summit International Awards」にて金賞を受賞しました。この賞は、主にマーケティングやブランディングに優れた作品を表彰するもので、最近の国内外からの注目を集めています。

獲得した映像の背景

この受賞作品は、2025年に開催される大阪・関西万博のために制作されたもので、特に「和」の文化を伝えることを目指した内容となっています。映像は、5月13日から8月12日まで開催される「杵屋うどん打ち教室」の一環で、和食文化の粋「うどん」と、日本の伝統文化である和太鼓が融合されていることが特徴です。

グルメ杵屋は、増加するインバウンド観光客だけでなく、世界中でのうどんに対する需要拡大を目指しています。そのため、「和」の世界観を強調した映像表現に挑戦しています。パナソニック映像がこのプロジェクトに関わることで、熟練の職人によるうどん作りと、和太鼓アーティスト集団「倭太鼓飛龍」の演奏が見事にコラボレーションしました。

作品の演出理念

パナソニック映像の演出担当、前田紘輝さんは、うどんを日常的に食し、その力を多くの人に届けたいという思いを持っていました。「うどん」と「和太鼓」を融合させ、日本の美しさを強調することで、観客に伝わるノンバーバルな映像を追求しました。このことにより、うどんがいかに親しみやすく、また多様性のある料理であるかを視覚的に表現しました。

撮影背景と制作の努力

制作過程でのロケ地選定は難航しましたが、兵庫県朝来市の竹田城跡が最終的な撮影場所として選ばれました。絶景の中でうどん職人の技術と和太鼓のリズムがシンクロし、日本の豊かな自然が見事に映し出されました。様々な場所でのロケを経て、竹田城跡は日本の文化を伝えるのに最適な場所となりました。

制作への思い

完成した映像には、役割を超えたコラボレーションの結果が表れています。グルメ杵屋の康庄総務部広報担当は、この映像制作を通じて日本の豊かな食文化を世界に発信することができたと語っています。また、和太鼓の演奏者、飛鳥峯英さんは、映像制作に関わることができたことに感謝し、素晴らしい体験だったと振り返っています。