遠坂八重のホラーミステリ『廃集落のY家』が即重版！恐怖の新境地を体験しよう

遠坂八重の新作ホラーミステリ『廃集落のY家』が話題沸騰！

2025年7月2日、角川春樹事務所から発売された遠坂八重の書き下ろしホラーミステリ『廃集落のY家』が、早くも話題の中心となっています。前作『死んだら永遠に休めます』が発売からわずか5ヶ月でロングセラーを記録し、5刷に達するなど高い評価を得ている中、このホラー作品はその期待に応えるものとなっているようです。

『廃集落のY家』は、遠坂八重がホラーに初挑戦した意欲作で、SNSや口コミでも大きな反響を呼んでいます。放送された「王様のブランチ」のブックランキングでも3位にランクインするなど、その人気は急上昇中です。

読者からの絶賛の声

本書を手に取った読者からは、「次が気になりすぎてページをめくる手が止まらない」という感想や、「恐怖におびえる新たな傑作」との評価が続々と寄せられています。紀伊國屋書店の宗岡さんは、「恐怖と興奮が交錯する不思議な体験」と語り、くまざわ書店の鈴木さんも「最高傑作に出会えた」と感慨を込めています。また、イトーヨーカドーの宮澤さんは「とんでもなく怖かった」と語り、著者の才能に驚きを隠せません。

ストーリーとキャラクター

物語の舞台となるのは、令徳大学文学部の一年生の小佐野菜乃。彼女は、新歓合宿を機に同学年の蓬萊倫也と泉秋久と出会い、共通の趣味であるオカルトをきっかけに『怪異研究会』を立ち上げることに。だが、蓬莱が突然音信不通となり、その行方を追う中で彼らは不気味な出来事に巻き込まれていく。

特に、泉が発見した動画には、蓬莱に似た人物が草むらの中で不気味に立っている姿が映し出されており、この不気味な影を求めて向かった現場で彼らが目撃するのは、禍々しく黒い靄を纏った蓬莱そっくりの男性の姿。さらに、菜乃の元には18年前に起きた恐ろしい事件に関する謎のメールが届き、徐々に彼女たちの身にも異変が起き始めます。

この作品は、単なるホラーに留まらず、サスペンスやスリラー要素をも取り入れた緊張感あふれるストーリー展開が魅力です。遠坂八重が「恐怖」を全力で描き出した本書は、登場人物たちの心理描写や、彼らが直面する謎によって、最後まで緊迫感が途切れることはありません。

著者の紹介

遠坂八重は神奈川県出身の新鋭作家で、2022年には『ドールハウスの惨劇』で第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、デビューを果たしました。以来、2023年9月には続編となる『怪物のゆりかご』を出版し、2025年には『廃集落のY家』を世に送り出しました。普段は一般企業に勤務しながら、創作活動に取り組む多忙な作家です。彼女が影響を受けた作家として、ヘルマン・ヘッセや川端康成を挙げています。