和田哲也が語る！『コムアセット革命』で変わるビジネスコミュニケーションの未来

株式会社インゲージの代表取締役社長、和田哲也氏が初めての著書『コムアセット革命 - コミュニケーションを事業成長へ』を刊行しました。この本は、同社が提供する顧客対応クラウド『Re:lation（リレーション）』を通じて、11年間で6,000社以上の企業が抱えるコミュニケーション課題に対する知見をもとに、ビジネスを成長させるための新概念「コムアセット」を体系化したものです。

書籍出版の背景

近年、ビジネスシーンではコミュニケーション手段が多様化し、電話やメールに加えて、チャットやSNSが広く使われるようになりました。その結果、情報量は飛躍的に増加していますが、これらのコミュニケーションデータは散逸しやすく、組織にとっての「資産」として十分に活用されていないという問題が指摘されています。

顧客は企業とのやりとりで、「毎回同じ説明をさせられる」「担当者によって話が通じない」といった不満を抱え、このことが信頼の喪失につながる可能性もあります。また、働き方の多様化に伴い、特定の社員に頼るような属人的な対応では限界があります。そのため、誰が対応しても一定の品質を確保することが求められる状況です。

そこで本書では、コミュニケーションを「コムアセット」という資産として捉えることを提唱。これにより、企業の顧客対応を革新し、業務効率の向上を図るべく具体的なアプローチを解説します。

書籍の概要

本書は、企業内部でのあらゆるコミュニケーションを統合し、価値ある「知識資産」として継続的に活用する新概念「コムアセット」について詳しく説明しています。特に、以下のような視点からコミュニケーションを資産化し、事業成長へと結びつけるステップを掘り下げていきます。

コミュニケーションの資産化

顧客との対話や社内での意見交換を一時的な情報として扱わず、「資産」として蓄積・再利用する方法を模索します。

顧客体験の向上とLTV最大化

蓄積されたコミュニケーション履歴から顧客の志向や行動を読み解き、継続的な利用を促進することで、顧客生涯価値（LTV）を最大化します。

属人化の解消と業務品質の平準化

優れた対応事例をナレッジとして共有することで、特定の担当者に依存せず、誰が対応しても一貫した品質を確保します。

具体的な課題と解決策

本書では「コムアセット」が解決する主要な課題についても掘り下げられています。

1. 日々のコミュニケーションの「使い捨て」問題
コミュニケーションを資産化し、再利用可能な知識として蓄積することで、顧客対応の品質向上を目指します。

2. 顧客情報の分断
あらゆるやりとりを一元管理することで、担当者が変わっても顧客の情報が自然に引き継がれ、連続性のある体験を提供します。

3. 従来のKPIの限界
コミュニケーションに潜む「言葉のデータ」や「感情」を分析し、顧客の真のニーズを理解することで、経営判断の精度を向上させます。

著者コメント

和田氏は、「日々発生するコミュニケーションの重要性が資産として認識されることがいかに大切か」を強調しています。多くの情報が活用されず消え去ってしまうことは、経済的な損失につながると考え、自社の『Re:lation』を通じて、企業が競争力を保ち続けるためにこの「コミュニケーションの資産化」が必須であると確信していると述べています。

この本が日本企業のコミュニケーションの質を向上させ、働く人々にとって、より豊かな働き方を実現するための一助となることを期待しています。

著者プロフィール

和田哲也（わだてつや）は、株式会社インゲージの代表取締役社長。ゲーム開発やITシステム開発に携わり、米国での勤務経験を通じて、アメリカのIT企業の取締役を務めてきました。帰国後は、インゲージを設立し、クラウドサービス「Re:lation」を開発しました。

書籍情報

- 書名：コムアセット革命 - コミュニケーションを事業成長へ
- 著者：和田哲也
- 出版社：金風舎
- 定価：1,870円（税込）
- 購入リンク：Amazon

『Re:lation』について

『Re:lation』は、メールや電話、チャットなど、あらゆるコミュニケーションを一元管理し、資産化するクラウドサービスです。AIを用いることで、組織全体の対応力を向上させます。

このサービスは幅広い業種で利用され、導入社数は6,000社を超えています。使いやすさには定評があり、グッドデザイン賞も受賞しています。