ファミンチュシアターが那覇空港にオープン
2025年11月1日より、那覇空港に併設される「ファミンチュシアター」が新たにオープンします。この場所では、感動的なショート映画や、子どもたちの美しい物語が短時間で楽しめる作品として上映されます。特に、国際色豊かなラインナップが揃っており、旅行の合間に心に残る映画体験を提供することを目指しています。
上映される作品たち
ファミンチュシアターでは、月ごとに異なるテーマを持った特集が組まれます。2025年11月には、「人生を変えた心に染みるショート映画特集」や「ぼくらが世界を知るとき」など、異なる視点から描かれた作品が上映されます。
1. 人生を変えた心に染みるショート映画特集
この特集には、2つの心を打つ短編映画が含まれています。1つは『一本の電話』で、電話オペレーターとして働くヘザーが受けた一本の電話によって、人生が一転する物語です。もう1つの『フィーリング・スルー』では、困難な状況に置かれた青年が、盲目かつ聴覚障害を持つ男性との出会いを通じて新たな視点を獲得する様子が描かれています。これらの作品は、視聴者に深い感動を与え、人生の意義について考えさせられます。
2. ぼくらが世界を知るとき - 世界中に生きるこどもたち特集
この特集の中では、『ゲーム』と『野獣』の2つの作品が紹介されます。『ゲーム』は、バスケ部に入部した転校生AJの物語で、彼の特異な才能がもたらす友情や秘めた秘密について描かれています。また『野獣』は、田舎町の2人の子供たちが冒険する様子を描いた作品で、日常の中で経験する小さな嘘や騙し合いが、思わぬ恐怖を引き起こします。
3. 波のむこうの約束 - 世界中に生きるこどもたち特集
この特集には、『海が呼んでいる』と『私は海から来た』の2作品が含まれています。『海が呼んでいる』では、母を亡くした少年が見つけたラブドールとの関係を描き、失ったものへの想いを探ります。一方『私は海から来た』は、レバノンの少女が学校を休んで冒険に繰り出す様子を描き、子どもたちの純粋な冒険心がどのように育まれるかを考察します。
体験を重視した上映スタイル
ファミンチュシアターでは、全てのパッケージが時間を短縮し、視聴者が気軽に楽しめるよう工夫されています。最初の60分パッケージが30分に変更されたことで、観る人々は忙しい合間にも上映を楽しむことができるようになりました。この取り組みが、多くの訪問者に新たな文化体験の扉を開くことを期待されています。
ファミンチュシアターの基本情報
「ファミンチュシアター」は那覇空港の旅客ターミナルビル内に位置し、営業時間は6:30~20:30とされています。月ごとに上映スケジュールが変更される可能性があるため、事前に公式サイトでの確認をおすすめします。劇場窓口にて当日券の購入が可能で、クレジットカード決済にも対応しています。
「ファミンチュシアター」は、ただの映画館ではなく、観る人の心に残る旅の体験を提供する場です。この場所で、沖縄の美しい文化や世界中の短編映画に触れることで、訪れた人々が新たな感動を得られることでしょう。