宮島未奈の新刊『それいけ!平安部』がついに登場!
2023年10月、文学界で話題となっている宮島未奈さんが、新たな小説『それいけ!平安部』を小学館より発刊しました。この作品は、昨年の本屋大賞を受賞した『成瀬は天下を取りにいく』で多くの読者を魅了した著者が描く、青春と平安時代をテーマにしたハートフルストーリーです。
物語の舞台は、県立菅原高校。平尾安以加(ひらお・あいか)という新入生が、同じクラスメートの牧原栞(まきはら・しおり)に声をかけ、「平安時代に興味ない?」という問いかけから始まります。二人の会話がきっかけで、新たに「平安部」というクラブ活動を創設することに。新部員を集めるための奮闘を描いたこのストーリーには、平安時代への興味を持つ現代の高校生たちの心のつながりが感じられます。
感情豊かなキャラクターたち
新しく作られる平安部には、個性豊かな5人のキャラクターが集まります。安以加のリーダーシップと、栞の内気さ、仲間たちそれぞれの異なる背景や感情が織り成す友情の物語が展開されるのです。何気ない日常の中に埋もれた青春の瞬間が、彼女たちの日々をキラキラさせます。
各書店から寄せられた感想によると、この小説は「青春のはじける瞬間」が随所に散りばめられており、特に「甘酸っぱい青春」に涙がこぼれそうになるとのこと。ジュンク堂書店の山中真理さんは、「平安時代と現在を生きる彼女たちは確かにつながっている」と評価し、作品の深さを称賛しています。
読者の共感を呼ぶ物語
新しい生活への期待と不安が絡み合う学生の心情は、誰にでも共感できる部分です。紀伊國屋書店の鶴見真緒さんは、「こわばった肩をゆる~くほぐしてくれる小説」と語っており、この作品が持つリラックス感を強調しました。
また、登場人物の一人が発する「いみじ」という言葉が印象に残り、未来屋書店の𠮷野千鶴さんは「流行語大賞も夢じゃない」と期待を寄せています。読者はこの新しい言葉に取り込まれ、物語の中で自分自身も新たな挑戦をしたくなると語っています。
特設サイトでさらに楽しむ
『それいけ!平安部』には特設サイトが設けられ、書店員さんからの感想の他、あらすじ漫画や試し読み、限定しおりの配布店舗一覧、著者のコメントなど様々なコンテンツが楽しめます。
まとめ
宮島未奈さんの最新作『それいけ!平安部』は、青春の輝きと共に平安時代の趣を楽しむことができる、感動的かつ楽しい読み物となっています。高校生活の中で生まれる友情や挑戦、そして成長を描いたこの作品が、あなたの心にも響くことを願っています。高校生たちの新たな挑戦を、ぜひ手に取って感じてみてください。