2025年春、イランから新たな絵本が登場!
イランの新年「ノウルーズ」を題材にした絵本『あと2時間で新年です~ちょうのもようのかさとイランの子どもたちのおはなし~』が、2025年4月3日に株式会社トップスタジオHRから発売されます。著者はファルハード・ハサンザーデ、イラストはガザーレ・ビグデルー、そして訳者は愛甲恵子さん。32ページにわたるこの本は、春の訪れと新しい年を迎えるアジアの文化を感じられる一冊です。
ノウルーズとは?
「ノウルーズ」はイランの伝統的な新年の祝日であり、毎年春分の日から始まります。この時期、イラン中が色とりどりの花に囲まれ、人々は新たな年の到来を祝い準備に夢中になります。
本書では、そんな新年のカウントダウンを描いています。街は人々の笑顔であふれ、どこもお祝いムード。ですが、そんな中で子どもたちが主人公となり、彼らの物語が織りなす感動的な瞬間を描いていきます。
子どもたちの物語
物語の中では、床屋で順番待ちをする男の子や、仕立て屋のベルを押し続ける女の子、花を売れずに肩を落とす兄妹の様子が描写されます。それぞれの子どもたちは新年を迎えるために急いでいる大人たちとは対照に、様々な体験を通じて小さな奇跡を見つけ出します。
彼らの心温まるエピソードが交錯することで、読者は家族や友人とのつながり、そして新しい生活への期待を感じることができるでしょう。
発売に伴うイベント情報
また、発売を記念して、刊行記念イベントも開催されます。まずは以下の2か所でパネル展が行われます。
場所:あぷりこっとつりー(吉祥寺)
期間:2025年4月6日(日)~4月20日(日)
※プレゼント企画あり!
場所:ブックハウスカフェ(神保町)
期間:2025年4月27日(日)~5月23日(金)
※展示期間限定メニューあり!
【トークイベント】
- 日時:4月29日(火・祝)14:00~15:30
- 会場:ブックハウスカフェ2階ひふみ(神保町)
- ゲスト:広松由希子さん(絵本研究家)
これらのイベントでは、絵本の魅力をさらに深く知ることができる貴重な機会です。
日本での受け入れと評価
本書は、2020年にIBBY(国際児童図書評議会)オナーリストに選出されており、その価値は国内外で高く評価されています。特に、新学期や新生活が始まる季節にぴったりな内容です。
新たな出発を祝うこの時期に、本書を手に取ることで、イランの文化や人々の温かさを感じられることでしょう。
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心温まるイランの絵本を通して、新年を感じるひとときをお楽しみください!