GeeXPlusが新たなアニメ制作事業を始動
株式会社GeeXPlus(ギークスプラス)が、アニメ・コンテンツ製作の新事業「GeeXProductions」を発表しました。これは、米国ロサンゼルスで行われているアニメイベント「Anime Expo 2025」にて行われたパネルでの出来事です。GeeXPlusは、アニメ、ゲーム、マンガの分野に特化した海外クリエイターのマネジメント会社として知られ、KADOKAWAグループの一員として、新たなクリエイティブの橋渡しを行っていきます。
この事業の第一弾として、人気YouTuber「Gigguk」ことGarnt Maneetaphoが参加する短編アニメ『bâan-大人の彊界-』や、1クールアニメ『Soul Mart』の制作が明らかにされました。アニメファンの数が増加する中、海外クリエイターの可能性を引き出すことを目指します。
事業立ち上げの背景
GeeXPlusは、海外のクリエイターを支援するマネジメント事務所であり、アニメファンの視点を大切にしながら新たな発信の場を提供することを目指してきました。近年、アニメ制作に対する海外のクリエーターたちの興味はますます高まっています。そのため、GeeXPlusは彼らと共にアニメを制作し、新しいコンテンツを世界に届けることを決意しました。今後はマネジメントだけでなく、制作自体にも積極的に関与していく予定です。
初のアニメプロジェクトの詳細
現在「GeeXProductions」では、Giggukによる短編アニメ『bâan-大人の彊界-』と、Dillon Gooによる1クールアニメ『Soul Mart』が進行中です。『bâan-大人の彊界-』は、2025年8月に日本で先行上映が予定されています。映画の内容は、文化的アイデンティティをテーマにした主人公たちの物語となっており、監督にはアニメの名手・大橋誉志光氏が参加します。
『bâan-大人の彊界-』と『Soul Mart』の概要
『bâan-大人の彊界-』は、1クールアニメ『Soul Mart』の原作・脚本・監督をDillon Gooが担当し、2025年11月にはパイロット版が公開される予定です。『Soul Mart』は、エナジードリンクの呪いによる冒険を描いた作品であり、友情や裏切りをテーマにしています。両作品ともに、海外のクリエイターによる新しい表現が楽しめる印象を与えています。
クリエイターたちのコメント
Giggukの思い
Giggukは「アニメ制作は子供のころからの夢であり、自分の体験をもとに『故郷』を考察した作品として仕上げた」とコメントしています。彼の多文化的な背景が反映されたストーリーで、視聴者に共感を呼ぶことが期待されます。
Dillon Gooの意気込み
Dillon Gooは「社会問題を描きたい」という思いから物語を考えたとし、視聴者に楽しさを届けつつ、権力に抗う姿を描くことで、共感を得たいと語ります。彼のユニークな視点が、作品全体を新たな魅力で包み込むことでしょう。
今後の展望
GeeXPlusは、アニメ業界において革新的な取り組みを進めており、若手クリエイターの育成やコラボレーションを推進していく意向です。今後もアニメーション分野における新たな流れを生み出し続け、世界のアニメファンに向けて魅力的なコンテンツを発信していくことに期待が高まります。
今後の進展から目が離せません。