新作「Chronograffiti」
2025-06-03 09:45:12

日野浩志郎が新作「Chronograffiti」を大阪で日本初演!

日野浩志郎の新作音楽公演「Chronograffiti」が大阪で日本初演



音楽家の日野浩志郎が、2025年7月25日から27日まで、大阪のクリエイティブセンターで新作音楽公演「Chronograffiti」を開催する。この公演は、日本初演としての特別な意味を持つ。

「KCVセレクション」とは


2018年から活動を開始した「KCVセレクション」は、大阪・北加賀屋に拠点を置くアーティストやクリエイターを支援するため、一般財団法人おおさか創造千島財団によって立ち上げられた企画だ。2024年には日野浩志郎が選出され、彼の音楽公演「歌と逆に。歌に。」が開催された。2025年に向けては、彼の最新作である「Chronograffiti」にフォーカスが当てられている。

公演の魅力


「Chronograffiti」は、ドイツのMoers Festivalの委嘱によって制作された作品で、同フェスティバルでは2025年6月に世界初演が行われる。大阪での公演は、その熱気を引き継ぎつつ、日本の観客にも新たな感動を届けることを目指している。演奏は、元・鼓童の前田剛史、日本管打楽器コンクール第1位の安藤巴、そして日野の作品に継続的に参加している谷口かんなの三人のパーカッショニストによるリズムアンサンブルで構成される。

日野は、自身のバンド「goat」や太鼓芸能集団の鼓童とのコラボレーションを通し、独自のリズム作曲法を確立してきた。新作では、ボンゴやスネアなど最小限の楽器を使用し、ミニマリズムから引き出される身体的・精神的な高揚を追求した作曲が試みられている。また、ビジュアルエフェクトには、The SINE WAVE ORCHESTRA やDumb Typeの古舘健が参加し、演奏者の動きや楽器の振動を視覚的に表現する。

「Chronograffiti」の意味


タイトルの「Chronograffiti」は、”時間”を示す接頭辞「Chrono」と”落書き”に由来する「Graffiti」を組み合わせた造語であり、時間と身体が空間に描き出す一種の残像、つまり視覚的な落書きを象徴している。観客は、この新たな解釈の中で、時間の流れと身体の動きの美しさを体験することができるだろう。

公演詳細


公演名 新作音楽公演「Chronograffiti」
- -
会場 クリエイティブセンター大阪内Black Chamber
日程 2025年7月25日(金)~27日(日)
時間 7月25日 19:30、26日 14:30 / 19:30、27日 14:30
料金 一般3,500円、U25 2,500円、当日4,000円

チケットの購入は、ZAIKOイベントページから可能。

アーティストたち


日野浩志郎は、音楽家であり作曲家。数多くの作品を手掛けており、特に複数拍子を扱った作曲スタイルで知られている。また、彼の作品には他のアーティストとのコラボレーションも多く含まれており、刺激的な演奏が期待される。

出演者の中でも、安藤巴は日本管打楽器コンクールでの受賞歴を持つ打楽器奏者で、現代音楽の分野にも積極的に参加している。谷口かんなもまた、独自のスタイルで即興演奏を行い、様々なアーティストと共演している。

前田剛史は、かつて鼓童に在籍していた経験をもとに、和太鼓の新たな可能性を模索している。同公演では、彼ら三人のハーモニーを通じて、刺激的なリズムの演出が行われることだろう。

おわりに


「Chronograffiti」は、日野浩志郎による新たな挑戦を示す作品であり、観客にとって忘れがたい体験となること間違いなし。この公演を見逃す手はない。ぜひ、会場でその瞬間を共有したい。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 音楽公演 日野浩志郎 Chronograffiti

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。