地震から家族を守るために!
地震が多い日本では、人々の安全意識が高まっており、それに伴って家の中の安全対策がますます重要視されています。特に、熊本地震を経験した松永りえさんが提唱する「防災収納」は、その実体験に基づいた効果的な方法です。今、あなたの家の安全度を見直すきっかけとして、松永さんの著書『地震に強い収納のきほん』が注目されています。
あなたの家、危険かも?
本書では、危険な家の5つの特徴が示されています。これらの項目に一つでも当てはまるなら、早急に対策を考えなければなりません。
- - いつも探し物をしている
- - 収納が出しっぱなしになっている
- - 廊下や玄関が段ボールで溢れている
- - 台風などの警報を聞くとパニックで買い物に走る
- - 防災用品が散乱している
これらの特徴は、実際の地震時に危険を引き起こす要因となります。特に、物が散乱していると、避難経路に障害ができたり、怪我をするリスクが高まります。このような状況を避けるため、まずは収納を見直すことから始めましょう。
無理なくできる防災収納の基本
防災収納は「片づけ」「安全対策」「備蓄」の3本柱で構成されています。これに従って収納を見直せば、無理なく安全な家づくりが可能です。この考え方を取り入れることで、特別なコストをかけずに、今すぐ始めることができます。
片づけ、まずは物を整理
無駄なものを取り除き、必要なものだけを残すことが基本です。日常的に使うものは指定の場所に整理し、使わないものは寄付や処分をしてスペースを確保しましょう。特にキッチンは、調理器具や食器を使用頻度に応じて配置することで、使いやすくさせることができます。
安全対策を施す
いざという時に備えて、家具や家電の固定を行います。また、観葉植物など落ちやすいものも置く場所を見直し、事故を未然に防ぎましょう。持ち運びやすい備蓄物品、たとえば防災リュックの準備も大切です。
備蓄の見直し
食料や水、日用品などの備蓄についても、ローリングストックという手法を用いることで、無理なく続けられます。使用期限が近いものから消費しつつ、新たな商品を買い足していく方法です。これによって、消費と備蓄のバランスを取り、常に新鮮な物品を維持できます。
実践ワークでしっかり習得
内容は、ただの理論に留まらず、実践的なワークも含まれており、家族みんなで参加することで学びを共有できます。耐震工事の検討や防災用品の管理方法まで、多岐にわたるアドバイスが本書には載っています。特に、松永さんの推奨する「防災ポーチ・防災リュックの作り方」や実際の松永家の準備物等の具体例が参考になります。
まとめ
『地震に強い収納のきほん』は、ただの収納法に留まらず、「家族を守るための知識」としても非常に価値がある一冊です。自然災害は誰にでも訪れる可能性があるため、あなた自身で家の安全を確保することが何より重要です。ぜひこの本を手に取り、あなたの住まいを安全な場所に変えていきましょう。