アートと地域の新しい関係を構築する支援プログラム
2023年、アーツコミッション・ヨコハマ(ACY)が「2026-2027年度つながる創造:ACYアーティスト・フェローシップ助成」の採択者を発表しました。このプログラムは、アーティストのキャリア形成を支援しつつ、香港における地域住民との交流を促進することを目的としています。アーティストが滞在し、作品を発表する拠点としての横浜の重要性が再認識される期待が寄せられています。
地域の魅力を再発見する機会
本助成プログラムの募集にあたり、美術・舞台芸術分野で65名の応募がありました。審査を経て、加藤綾子氏とまちだリな氏の2名が選ばれました。本年度から活動期間は2年間に延長され、1年目に滞在活動、2年目には作品の発表を行うという新たな枠組みが設けられています。この2年間の活動を通じて、アーティストと地域がどのように新たな関係性を築いていくかが注目されています。
採択者について
加藤 綾子
加藤氏は、ヴァイオリニストとして日本のクラシック音楽シーンで活躍。彼女は洗足学園音楽大学を首席で卒業し、ベルギーの音楽院でも学びました。彼女の活動は溌剌とし、地域と結びつくパフォーマンスを通じて観客との対話を深めています。彼女の代表作には『アイム・ミート!』や『あなたではない』があり、舞台芸術界でも注目を集めています。
まちだ リな
まちだ氏は映像インスタレーションに取り組むアーティストで、「出来事」のための活動に焦点を当てています。環境や他者との関係性に関心を持ち、昨今のアートシーンでも様々な形で注目されています。彼女の作品は20カ国以上で展示され、多彩な視点で観客の感性に訴えかけています。
審査のポイント
本プログラムの選考は、独自性、地域性、実現性という3つのポイントを基準に進められました。審査員は、各応募者の芸術的手法や横浜での活動意義を総合的に評価し、最終的に採択者を決定しました。
審査員
- - 乾 久美子(横浜国立大学教授)
- - 帆足 亜紀(横浜美術館学芸グループ長)
- - 丸岡ひろみ(YPAM2025ディレクター)
プログラム概要
この助成プログラムは、アーティストに1年目と2年目それぞれ100万円を助成。活動内容に応じたサポートも行われます。支援内容には相談、情報提供、人や団体の紹介、広報支援などが含まれ、アーティストがより円滑に活動できるような環境が整えられています。さらに、中祖杏奈氏や松永真太郎氏といったメンターによる支援も期待されています。
アーツコミッション・ヨコハマの使命
アーツコミッション・ヨコハマは、芸術文化を通じて社会とつながることを目指すプログラムで、アーティストやクリエイター、地域コミュニティが協働して新しい価値を生み出すことに尽力しています。今後、この支援プログラムを通じて横浜の地域文化がどのように発展していくのか、より多くの注目が集まることでしょう。