栗栖ひよ子の最新作『夕闇通り商店街夢見パン工房』が11月に登場！

世界中が注目する新作「夕闇通り商店街夢見パン工房」

ポプラ社から、栗栖ひよ子氏の待望の新刊『夕闇通り商店街夢見パン工房』が2023年11月6日に発売されます。この作品は、人気シリーズ「夕闇通り商店街」の最新作であり、海外でも大きな注目を集めています。

物語の舞台と魅力

本作では、レトロなパン屋が舞台となります。この店では、食べることで夢の中で願いが叶うパンが提供されています。訪れるお客たちはそれぞれの願いを抱え、彼らの人生の選択に深く関わるドラマが紡がれていきます。しかし、必ずしもパンを食べることで幸せになれるわけではなく、心の葛藤や選択の重さも描かれています。

シリーズの中で展開される連作短編集であり、ひとつひとつの物語がふかふかのパンのように温かく、読む者の心を包んでいくことでしょう。また、作品は人間の心の不安定さをテーマにし、各キャラクターがそれぞれの「想い」を抱く様子が丁寧に描かれています。

海外からの関心が急増

シリーズ第1弾である『夕闇通り商店街コハク妖菓子店』は、14カ国で翻訳オファーを受けたというから、その人気のほどが伺えます。オリエンタルな雰囲気や心温まるストーリー展開が、海外読者の心を掴んでいるようです。「夕闇通り商店街」は、ただの商店街ではなく、現世と幽世が交錯する神秘的な場所。この独特な世界観が、国を超えて多くのファンを魅了しています。

美しい箔押し加工のカバー

今作のカバーには、特別な「箔押し印刷加工」が施されています。前作までのカバーとの色の違いも楽しみの一つで、今作では神秘的な紫色が採用されています。このメタリックな輝きが書店での存在感を際立たせ、手に取る読者を引き寄せることでしょう。

著者のこれまでと今後

栗栖ひよ子氏は2018年に『菓子先輩のおいしいレシピ』でデビューし、その後も多くの作品を手がけてきました。これまでの著作『恋する金曜日のおつまみごはん』や『天狗町のあやかしかけこみ食堂』なども高く評価されています。その中でも「夕闇通り商店街」シリーズは、特に心の奥深くに響く作品として、多くの読者に愛されています。