徳間文庫6月新刊
2025-06-09 10:49:42

徳間文庫が贈る注目新刊!若手作家たちの意欲作が続々登場

徳間文庫新刊情報 2025年6月発売!



株式会社徳間書店が、2025年6月10日(火)に新たな新刊を発表します。今年度のラインナップには、名のある作家による意欲的な作品が続々と並び、文学ファンの期待を集めています。以下では、注目の新刊をご紹介いたします。

馳月基矢『深川ふるさと料理帖三輪島屋おなつの寄添いこんだて』


深川ふるさと料理帖
この作品は、皆さんお待ちかねのシリーズ第三弾です。江戸の郷土料理を題材にしたこの小説は、心温まるエピソードの数々を描き出しています。小料理屋「輪島屋」での出来事を通じて、主人公おなつが従弟の紺之丞とともに様々な人々との出会いを経験し、成長していく姿が描かれます。

物語は、おなつのもとに現れる男装の娘・伊藤虎白との出会いから始まります。「ふるさと横丁」の趣ある雰囲気の中、さざえご飯と鰯のだんご汁で虎白をもてなした後、まさかの事件が発生します。彼女たちが行方不明となり、輪島屋は大騒ぎに。美味しそうな料理と共に、江戸の情景を楽しみながら、時代背景を感じることができる作品です。

若木未生『ゼロワン』


ゼロワン
若木未生が初めて一般文芸作品に挑戦しました。主人公は31歳で無名の漫才師兼声優の王串ミドロ。年末のマンザイ・グランプリでの優勝を目指し、彼自身の悩みや喜びを描写した作品です。「ゼロワン」と名付けられた漫才コンビの成長物語が、若木の独特な視点で語られます。

第一線の漫才師たちも推薦しており、石田明さんは「才能のある奴が才能に呪われていく」という鋭い言葉を寄せました。若き日の不安や成功への憧れが共鳴する作品として、笑いと涙の交錯するドラマチックなストーリーが魅力です。

澤田瞳子『孤鷹の天上新装版』


孤鷹の天上新装版
若き大学寮生の高向斐麻呂が理想とする学問の道を歩んでいく様子を描いた物語です。時代は奈良時代に遡り、若者たちの情熱と理想が交錯する様子が魅力的に描かれています。歴史の裏側にある若者たちの葛藤や愛について考えさせられる作品。

澤田瞳子『孤鷹の天下新装版』


孤鷹の天下新装版
政争から目が離せないこの物語では、阿倍上皇派と大炊帝派の激しい対立が描かれます。理想を追い求める斐麻呂らが直面する困難とその克服がどう進んでいくのか、多くの見どころがあります。

西村京太郎『日本列島殺意の旅』


日本列島殺意の旅
最後を飾るのは、巨匠西村京太郎によるトラベル・ミステリー。本書では連続転落事件を追う十津川警部が活躍します。日本各地が舞台となり、さまざまな事件が繰り広げられ、あなたをミステリーの世界へと誘います。

この6月新刊は多種多様なテーマが展開されており、文学ファンにはたまらないラインナップです。ぜひ手に取ってみてください。


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