チャリティコンサート
2025-03-14 09:33:56

「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサートが大盛況!

「全音楽界による音楽会」3.11チャリティコンサート



2025年3月11日、サントリーホールにて「全音楽界による音楽会」の3.11チャリティコンサートが盛大に開催されました。このイベントは、2011年の東日本大震災の発生直後に、音楽家たちによる支援の呼びかけから始まったものです。発起人には、著名な作曲家の三枝成彰や音楽評論家の湯川れい子、デザイナーのコシノジュンコ、作家の林真理子などが名を連ねています。

無料の入場、全額寄付の精神



チケットは無料で入手可能ですが、参加者は最低1万円の寄付を求められます。この収益は、「公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構(3.11塾)」を通じて、震災の遺児を支援する資金として役立てられます。アーティストやオーケストラメンバーはボランティアで参加し、会場も無償で提供されています。

開演前の囲み取材では、三枝が「14年間、ノーギャラでの出演に感謝します。このコンサートの寄付金は全て、文部省の支援が及ばない習い事や塾の費用に充てられ、250名以上がその恩恵を受けています」と語りました。また、湯川は「アーティストの皆さんには当初、参加の上での寄付もいただいていましたが、これまで多くの方に協力してもらい、全ジャンルのアーティストが集まってくれたことに感謝しています」と感謝の気持ちを表しました。

コシノは「14年前、津波のテレビ映像を見て、すぐに行動すべきだと感じました。その意志でこのコンサートを始め、寄付が続いているのは素晴らしいことです。これを未来へ繋げていきたいです」と意欲を語り、林も「一流のアーティストが集まり、この素晴らしい企画に参加できて光栄です」と参加者の誓いを述べました。

多彩なプログラム



今回のコンサートには、池畑慎之介(ピーター)や神野美伽、松本伊代、小林幸子など、さまざまなアーティストが出演し、聴衆を楽しませました。池畑は「初めての参加で少しでも協力できればと思っています。デビュー曲を歌う機会に感謝しています」と語り、神野は「歌うことで役立ちたい」とサポートへの思いを語りました。

公演は、クラシックからポップス、歌謡曲に至るまで幅広いジャンルの演奏で、多くの観客を魅了しました。作品には、樋口達哉の「オー・ソーレ・ミオ」や、ショパンの「スケルツォ第2番」など、各アーティストの個性が色濃く出ていました。

大成功の寄付金額



約3時間にわたり、多彩なジャンルの音楽が披露されたこのコンサート。驚くべきことに、この日の集まった寄付金総額は2112万4505円に達し、来年もさらなる開催が告知されました。発起人たちがその成果に喜びを示し、「ぜひ次回も来てほしい」と呼びかけて公演を締めくくりました。これからも音楽の力で人々を支援し続けるこのイベントに、引き続き注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: サントリーホール チャリティコンサート 3.11

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。