手書きの魅力を再現！CLIP STUDIO PAINT搭載フォントが一般販売開始

手書きの魅力を再現！新フォント「Clip Studio Comic」の登場

株式会社イワタは、人気のイラスト・マンガ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」に搭載されたフォント「Clip Studio Comic」の一般販売を開始しました。このフォントは、手書きの味わいを持ちながらも、モダンで洗練されたデザインを実現しています。

手書き特有の「揺らぎ」を再現

「Clip Studio Comic」は、CLIP STUDIO PAINTのブラシツールを使用して書かれたラフスケッチをもとに開発されました。これにより、手書きのような線の強弱や高さの揺らぎが表現されています。特に、各文字ごとに4つの異なる字形が用意され、入力するたびに表示がランダムに切り替わることで、手書き特有の自然な“揺らぎ”が生まれます。この機能により、文章全体がまるで手書きで書かれたかのように、表情豊かに仕上げられます。

文脈に応じた自動変換機能

このフォントには、文脈に応じて英語の人称代名詞「I」が、上下に横線がついた「Crossbar I」に自動的に変換される機能も備わっています。この機能は、英語における視認性を高めるために特に重要で、欧米コミックにおける自然な表現を実現しています。開発時には実際のネイティブユーザーからのフィードバックを受け、要望が高かったこの機能を採用しました。

バリエーション豊かなスタイル

一般販売が開始された「Clip Studio Comic」は、CLIP STUDIO PAINTのバージョン3.0以降に搭載されている基本フォントに加えて、様々なスタイルが展開されています。定番の「Regular」「Italic」「Bold」「Bold Italic」に加え、目を引く「Outline」、立体感を演出する「Shadow」、ユーモラスな目がついた「Eyes」などが含まれており、クリエイターの遊び心を存分に活かしたデザインが可能です。これにより、雑誌の見出しやパッケージデザイン、ウェブ動画制作など多岐にわたるシーンで活躍が期待されます。

幅広い言語対応

さらに、同フォントは30近い言語に対応しており、英語をはじめとするラテンアルファベット圏の多くの言語で使用できます。これにより、国内外のクリエイターにとって、よりグローバルに展開できるフォントとなっています。

CLIP STUDIO PAINTの魅力

「Clip Studio Comic」は、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」で使用されており、5,000万人以上のユーザーが活用しています。iPadやAndroid、Windows、macOSなど、様々なデバイスで利用できるのも大きな魅力。クリエイターにとっての使いやすさを追求したアプリは、多くのプロからも支持されています。