PowerShellの効率的な使い方を学ぶ新刊、『PowerShellハンズオン』が登場

Windowsの真の力を引き出す新刊『PowerShellハンズオン』

　このたび、インプレスグループから新たに『PowerShellハンズオン日常作業が楽になる自動化レシピ集』が発行されました。本書は、著者の風来坊氏によって執筆されており、PowerShellを活用したWindows環境の効率化を目指す方々に向けた一冊となっています。書籍は、技術同人誌を基にした商業書として、最新の知見を届ける「技術の泉シリーズ」の一環として発行されます。

本書の内容と特徴

　本書は、PowerShellの基本的な文法から始まり、さまざまな処理を自動化するための機能を紹介しています。章立ては以下の通りです。

- 第1章：PowerShellの文法
- 第2章：PowerShell仕様・コマンドレットの概要
- 第3章：基本サンプル集
- 第4章：応用サンプル集

　特に注目すべき点は、実践に役立つサンプルコードが25本掲載されていることです。これらのコードを参考にすることで、具体的な活用方法を理解し、自らの業務にどのように活かせるかが明確になるでしょう。PowerShellは多くのITエンジニアが目を向けていないスクリプト環境ではありますが、その便利さを実感することができるのは本書の魅力のひとつです。

PowerShellの基本と利便性

　PowerShellは、Windows環境で非常に効果的に利用できるシェル環境であり、オープンソース化されたことにより、バージョン7以降ではmacOSやLinuxでも使用できるようになっています。特に.NETフレームワークの機能を活用することができるため、日常業務のタスクを効率化するための強力なツールとなります。このシェル環境を活用することで、作業時間を大幅に短縮し、業務効率を大きく向上させることができるでしょう。

価格と入手方法

　書籍の小売希望価格は、電子書籍版が1,800円（税別）で、印刷書籍版が2,000円（税別）となっています。電子書籍版はEPUB3形式で提供され、印刷書籍版はB5サイズ、カラーページで136ページに及びます。公式なISBNは978-4-295-60410-5です。

　電子書籍はAmazon Kindleストアや楽天koboイーブックストアなど多様なプラットフォームで入手可能で、印刷書籍はAmazon.co.jpなどで購入できます。全国の一般書店からも注文が可能ですので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

著者について

　著者の風来坊氏は、大学院を修了後に電機メーカーに入社し、その後は複数のWeb系スタートアップ企業に従事した経験を持ちます。現職では半導体関連企業のIT部門でエンジニアとして活躍しています。彼は多様なプログラミング言語を使ったバックエンド開発の経験を有しており、本書にはその知識と経験が豊富に反映されています。

技術の泉シリーズとは

　『技術の泉シリーズ』は、技術者の知識をアウトプットした技術同人誌を基にした書籍群で、2017年から刊行が開始されています。NextPublishingによるスピーディーな編集と印刷オンデマンド技術を用い、迅速に出版が行われる点が特徴です。技術の変化に柔軟に対応し、エンジニアの知見を広めることを目的としています。

　この新刊を通じて、PowerShellの深い知識を得ることで、みなさんの日常業務やプロジェクトにおける利便性を最大限に引き出す手助けとなることを期待しています。