話題の小説発売
2025-12-02 14:44:49

話題沸騰!シスターフッド小説『コメディ映画で泣くきみと』12月発売

話題の連作短編集『コメディ映画で泣くきみと』



今年の12月3日、目を引く新刊が登場します。吉川トリコの最新作『コメディ映画で泣くきみと』がポプラ文庫より発売されます。この作品は、さまざまな悩みを抱える人々の心の動きを描く連作短編集です。また文庫化にあたって作品名が改題され、以前のタイトル『流れる星をつかまえに』から新しいスタートを切ります。

シスターフッドの精神が色濃く表れた物語



本書には、家族との関係に悩む主婦、韓国籍であることを知らずに育った姉妹、ゲイであることに苦しむ男子高生、子どもを持てなかった母親、プロムに向けて奮闘する女子高生たちなど、多様なキャラクターが登場します。彼女たちの物語は、読む人に共感を呼び起こし、元気を与えるエンターテインメントとして楽しめます。シスターフッドの精神が全編に貫かれており、女性同士の絆が描かれています。

特に印象的なのは、推薦文に寄せられたコメントです。作家の王谷晶は「切実な感情の描写に引き込まれる」と述べ、ブレイディみかこは「やりたいことに対するエネルギーを感じる」と語ります。さらに、柚木麻子は吉川の作品を「プロムクィーン」と称賛し、彼女の才能を称えています。このように、著名な作家たちからの支持を受けているのも、本作の魅力を際立たせています。

魅力的なカバーアート



そして、文庫化に際してのカバーと帯のイラストは、人気漫画家の藤見よいこが手掛けています。彼女の前作『半分姉弟』は話題を呼び、多くの賞にもノミネートされました。藤見は作品のテーマに共感し、「多様な人々に届けたい」と語っており、キャラクターのバックボーンを大切にした魅力的なビジュアルで表現しています。

著者の思い



吉川トリコ自身もこの作品について、「人生の楽しい瞬間や悲しい瞬間を描きたかった」とコメントしています。彼女の言葉によれば、コメディと悲劇は実は非常に近い存在であり、様々な人々にとって異なる意味を持つという思慮深さが投影されています。この作品は、読む人にとってまさに喜劇であり悲劇である、そんな複雑な感情を描いた小説です。

イベントの開催



また、発売日の翌日12月4日には、名古屋で著者の吉川トリコさんと翻訳家の小山内園子さんによる対談イベントを開催します。このイベントでは、K-BOOKの魅力やオススメ作品について語り合う予定です。参加者にはサイン会も予定されており、ファンにとっては貴重な機会となるでしょう。

詳細な情報は書店の公式サイトで確認できます。この新しい小説が引き起こすさらなる読書の冒険をお楽しみに!


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