株式会社オレンジが東京都のスタートアップ支援プログラムに選定
東京都港区に本社を構える株式会社オレンジが、東京都のスタートアップ支援プログラム「SusHi Tech Global」に選ばれたことが発表されました。この選定は、同社が掲げる「Creating a world where everyone enjoys manga」というミッションの下、マンガの国際的な流通を加速し、世界中のファンに楽しんでもらうための重要なステップです。
2025年の北米進出に向けた取り組み
オレンジは、2025年5月から世界最大級のマンガ特化アプリ「emaqi」を北米で展開予定です。このアプリは、英語版として豊富なラインナップを誇り、VIZ Mediaや講談社などと提携し、1,700タイトル・13,000冊以上の作品を提供します。このように、国内の人気作品から未翻訳作品まで、幅広いジャンルをカバーしています。
このプラットフォームは、正規の翻訳版を提供することで、海外ファンが安心してマンガを楽しめる環境を整えています。そのため、オレンジはクリエイターに適正な利益を還元できる持続可能な産業の構築を目指し、翻訳プロセスの効率化にも取り組んでいます。
SusHi Tech Globalとは
「SusHi Tech Global」は、2025年11月に更新された東京都のスタートアップ戦略「Global Innovation Strategy 2.0 STARTUP & SCALEUP」に位置づけられたプログラムです。このプログラムは、有望なスタートアップに対して多様な支援を行い、グローバル成長の促進を目指しています。
選出されたスタートアップは、“SusHi Tech Global Startups”として、戦略的に人材や資金のサポートを受けることができ、持続可能な社会の実現を見据えた活動が期待されています。オレンジはその一翼を担い、スマートな技術とアイデアで業界に革新をもたらすことが求められています。
社内のローカライズ専門チーム「Studio」
オレンジでは、マンガ特化型のローカライズ事業「Studio」を展開しています。このチームは、マンガ作品を他言語圏に届けるための専門的なサービスを提供し、翻訳から印刷までの全過程を効率化しています。生成AIを活用することで、従来のプロセスでは実現困難だったスピードとスケールでのローカリゼーションを可能にしています。
こうした取り組みにより、オレンジはマンガファンに新しい楽しみ方を提供できるだけでなく、クリエイターにも利益が還元される新しいビジネスモデルの確立を目指しています。
最近の活動と広報戦略
オレンジは国内外での活動も活発で、2025年の「Global Startup EXPO 2025」に出展し、北米での活動を紹介しました。さらに、移動式のマンガ図書館「マンガトラック」を立ち上げ、2024年から本格的に運用を開始します。これにより、現地のマンガイベントや商業施設などで、300冊以上の作品を直接手に取る機会を提供します。
また、週刊東洋経済での「すごいベンチャー100」に選ばれ、注目を集めるオレンジ。CEOの宇垣氏は、北米のアニメ・マンガ関連メディアでも数多くインタビューを受けており、今後の展望について語っています。このように、マンガ業界において新たな風を吹き込む存在として、オレンジは確固たる地位を築いています。
まとめ
東京都の役割は、オレンジのようなイノベーティブなスタートアップの成長を支援し、グローバルな競争力を高めることです。今後、オレンジがどのようにマンガ業界を変革していくのか、引き続き注目が必要です。