片岡義男、50年の軌跡を辿るエッセイ集『あの道がそう言った』

片岡義男、50年の執筆活動を凝縮したエッセイ集『あの道がそう言った』

2025年7月14日、株式会社JAFメディアワークスから新刊『あの道がそう言った片岡義男ロード・エッセイ、50年の軌跡』が発売されます。この本は、オートバイ小説の先駆者であり、多岐にわたるテーマで作品を執筆してきた片岡義男の初となる「道」をテーマにしたエッセイ集です。

片岡義男とは？

片岡義男は1939年に東京で生まれ、1974年にデビューを果たしました。彼の作品はオートバイ、サーフィン、アメリカン・カルチャーに留まらず、幅広い分野にわたります。特に、80年代の若者文化に大きな影響を与えた彼は、その独特の視点から作品を生み出してきました。

新刊の中には、片岡の50年にわたる執筆活動の中から「道」に関するエッセイが厳選され、全61話が収められています。特に、彼が連載していた『JAF Mate』の同名エッセイも含まれており、これまでの旅の体験を通じて道の魅力を描き出しています。

豊富なコンテンツ

エッセイ集は4章構成になっており、それぞれに異なる視点から「道」が描かれています。「追憶の地図の上を歩く」では、若き日の彼が歩いた東京の思い出を、また「USハイウェイ」では広大な北米大陸を車で駆け抜ける体験が語られています。特に「オートバイ・ライダー」では、オートバイ乗りならではの独特な視点が展開されています。さらに、名作『幸せは白いTシャツ』や『湾岸道路』の背景を辿る「片岡義男の回顧録」も収録されており、ファンにはたまらない内容となっています。