発達障害をテーマにした不登校支援書『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』のご紹介
2023年6月21日、株式会社バトン社から『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』が発売されます。本書は、発達特性を持つ子どもたちの不登校に焦点を当てた初めての書籍で、著者は児童精神科医の本田秀夫氏です。さらに、この書はAmazonの売れ筋ランキングで「福祉の社会保障」「生徒指導」「障害者」部門でトリプル1位を獲得しています。
書籍が提供する内容
子どもが「学校に行きたくない」と口にする場合、大人たちはその背後にある心理を理解することが肝要です。この書では、発達障害を持つ子どもが不登校になる原因や、不登校に対する適切な対応方法を詳細に解説しています。
不登校の初期段階における対応としては、まず休養を取らせること、次に相談しやすい環境を整えること、そして親子関係を良好に保つことが重要です。また、親や教師が「どのような行動をとるべきか」や「避けるべき行動」についても具体的に説明されています。
不登校の悩みへのアプローチ
さまざまなケーススタディを通じて、著者は発達障害のある子どもでも登校できている事例を挙げています。これにより、どのような状況でその子どもが「学校に行ける」ことが可能となるのかの理解を深めることができます。特に、本書の内容は、特性が目立たない子どもにも適用できる重要な視点を持っています。
目次の紹介
この書籍は次の5章から構成されています:
1. 子どもが不登校になる原因って何?
2. 不登校は学校のせい?家庭のせい?
3. 発達障害の子は不登校になりやすいってほんと?
4. 実際にわが子が不登校になったらどうすればいいの?
5. 不登校の子は将来どうなるの?
また、巻末には「親から教師へ、子どもの悩みを相談しやすくするためのシェアシート」が掲載され、読者が実際の相談に役立てられる内容になっています。
著者のプロフィール
本田秀夫氏は長野県発達障がい情報・支援センター「といろ」センター長を務め、発達障害に関する豊富な知識と経験を持つ専門家です。信州大学医学部で教授を務めるなど、学術面でも高い評価を受けています。多くの著書も手掛けており、発達障害に関する理解を深めるための重要な人物と言えるでしょう。
本書の意義
『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』は、現在の教育現場や家庭での支援に特化した情報が満載です。保護者や教育者の方々にとっては、子どもたちの心に寄り添った支援ができるようになる一助となるでしょう。
新たな視点と深い学びを提供する本書を、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?今後ますます関心が高まるテーマゆえ、社会全体での理解と支援が求められるこの問題に、真摯に向き合うきっかけになることを期待しています。