8歳の子供が描く絵本『門前のパンダちゃん』の魅力
本書『門前のパンダちゃん』は、2024年1月1日に能登半島で発生した地震をテーマに、石川県白山市在住の8歳の女の子によって描かれた絵本です。この物語は、地震によって全壊した祖父母の家で、倒れた家具の隙間から見つかったぬいぐるみのパンダの視点から描かれています。パンダちゃんの視点を通じて、震災を知らない小さな子どもたちにも、優しく、そして真剣に何が起きたのかを伝えることを目的としています。
プロジェクトは、絵本を増刷し、全国の学校や幼稚園、保育園、図書館へ寄贈することを目指しています。この活動は、地震の記憶を風化させず、やさしく伝えることを目的としており、2025年7月7日から「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを開始します。
地震の影響を描くカラフルな絵本の魅力
『門前のパンダちゃん』は、絵本としての美しさが際立っています。8歳の少女が描いたイラストは、色鮮やかで感情豊かであり、読者を惹きつけます。特に、地震の衝撃や情緒を子どもらしい言葉で表現している点において、大人の視点では捉えきれない子ども特有の感性を感じることができます。
この絵本を通じて、震災を経験していない子どもたちにも、「命の大切さ」や「地域」とは何なのかを考える良いきっかけになることでしょう。やさしい言葉と心温まるイラストが融合し、読者に希望を与えます。
クラウドファンディングの概要
この絵本プロジェクトは、特に学校や地域社会での配布を強く望む方々の支援を必要としています。クラウドファンディングは2025年7月7日から8月24日までの予定です。具体的な内容は以下の通りです:
- - プロジェクト名:『門前のパンダちゃん』絵本寄贈プロジェクト
- - 開始日:2025年7月7日(月)12:00
- - 終了日:2025年8月24日(日)23:59
- - 実施場所:クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」 リンクはこちら
プロジェクト背景と代表の想い
この活動を立ち上げたのは、大脇希映さんです。彼女自身も能登半島地震の被害を目の当たりにしながら、「自分に何ができるのか」を考え続けていました。彼女の娘がパンダちゃんを通じて、その時の想いを絵本にまとめたことで、このプロジェクトが生まれました。
この絵本は、震災を経験していない子どもたちにも心で感じ取ってもらえたら、家族や命、地域の大切さについて考えるきっかけになります。私たちは、この絵本がより多くの人々に愛され、能登の復興に繋がることを信じて、広める活動を続けています。
最後に
震災の記憶を風化させないために、『門前のパンダちゃん』が多くの心に届けられることを願っています。未来を担う子どもたちに優しく、しかし確固たるメッセージを伝える活動への理解と支援をぜひお願い申し上げます。