スープ作りの新常識「塩だけスープ」
野菜の料理家・西岡麻央さんが手がける新しいレシピ本、『手間も、材料も必要最小限。なのに驚くほどおいしい! 塩だけスープ』が、2025年4月1日に株式会社KADOKAWAから発売される。この本のキーワードは、あれこれ調味料やだしを使用せず、シンプルに塩だけで味を整えたスープだ。
「塩だけスープ」とは?
「塩だけスープ」とは、その名の通り、スープの味を塩だけで調整するという画期的なスタイルのことだ。通常、スープ作りにおいては、だしや複数の調味料を使用することが一般的だ。しかし、このレシピ本では、塩をメインに据えつつ、具材の持つうまみを最大限に引き出す秘訣を紹介している。これにより、簡単においしいスープが作れるという。
なぜ塩だけで美味しいのか?
塩が料理におけるうまみを引き出す役割を果たすため、基本の調理法に工夫を凝らすことで、素材そのものの味わいを楽しむことができる。また、だしを使わない分、素材のうまみを引き出す食材選びが重要だ。具体的には、味わい豊かな野菜を使うことで、塩の量を最小限に抑えつつも、しっかりとした味に仕上げることができる。
簡潔でヘルシーなレシピ
この本は、特にスープレシピのバリエーションを増やしたい方や、様々な調味料を使い切れずに困っている方にぴったりだ。さらに、料理の味付けが難しいと感じている方には、基本的な調味料だけでヘルシーで美味しいスープを楽しめる素晴らしい提案となっている。スープという身近な料理こそ、挑戦しやすいと感じさせる一冊だ。
本書の魅力
本書の目次は以下のように構成されている。
- - Part1: 味つけは塩だけ! 究極のミニマルスープ
- - Part2: 食べごたえ抜群! おかずになる塩だけスープ
- - Part3: アレンジ編(1)+しょうゆで風味を楽しむほぼ塩だけスープ
- - Part4: アレンジ編(2)+みそでコクを楽しむほぼ塩だけスープ
- - 特別編: 自分を甘やかすスイーツスープ
このように、スープを中心にしたレシピ展開がされており、それぞれのセクションで幅広いアプローチを楽しむことができる。特に、アレンジの部分では、しょうゆやみそを加えることで、違った風味を楽しむ工夫がなされており、飽きることなく長く楽しめる内容となっている。
著者の思い
西岡麻央さんは、料理人としてのキャリアの中で、食べ物が心と体に与える影響を強く実感している。彼女は、体調を崩しがちな航空会社での勤務を経て、料理の道に進むことを決意した。彼女の料理は、シンプルながらも心を満たし、食材の持つ本来のうまみを引き出すことを目指している。
まとめ
西岡さんの『塩だけスープ』は、スープ作りにおいて新しい常識を提示し、シンプルで健康的な食生活の一助となること間違いなし。この本を手に取ることで、あなたの食卓にも新たな驚きと楽しさが加わるはずだ。4月の発売に期待が高まる作品だ。