フォーエムとSupertab社、マイクロペイメント分野で新たな協力へ

フォーエムとSupertab社の新しい関係

株式会社フォーエム（代表取締役：綿本和真）は、Webメディア向けのマイクロペイメントサービスを提供するSupertab社（CEO：Cosmin Ene）とのパートナーシップ契約を締結しました。この提携により、フォーエムが支援するWebパブリッシャーは、Supertab社の先進的なマイクロペイメント技術を利用し、少額課金型の収益モデルを比較的容易に導入できるようになります。

マイクロペイメントの背景

現在、国内外のWebメディアは、広告収益の減少やプライバシーに関する規制強化によって、従来の広告モデルに依存できない状況に直面しています。そんな中、サブスクリプションの導入が進んではいるものの、「何を有料化すべきか？」や「開発コストが高すぎる」といった課題が残ります。これを受けて、広告やサブスクリプションに次ぐ「第三の収益モデル」として、柔軟かつ導入しやすいマイクロペイメントへの期待が高まっています。

提携の優位性

Supertab社のサービスは、Google Ad Manager（GAM）のOfferwallを通じて、既存の広告運用と組み合わせて収益を拡大することが可能です。この点が、この提携の大きな強みです。また、フォーエムは国内外での広告マネタイズ支援の経験とネットワークを持ち、導入から運用までを包括的にサポートする体制が整っています。

導入の容易さ

- Google Ad ManagerのOfferwallを利用することで、追加開発工数なしにマイクロペイメントを活用できる。

収益源の多様化

- 広告やサブスクリプションに加え、1記事単位での少額課金による収益化が実現可能。

ユーザー体験の向上

- 課金をためらうユーザーでも、広告を視聴することで記事を閲覧する仕組みを提供。

低リスクでの検証導入

- サブスクリプション導入前に小規模テストを行い、適切なコンテンツを見極めることができる。

お互いのコメント

Supertab CEOのCosmin Ene氏は、「私たちは現代の消費者が柔軟性を求めることに応えたサービスを提供しています。このソリューションはクリエイターにも利益をもたらし、収益化の道を開くものです」と述べています。さらに、「日本市場へこのサービスを拡大できることに期待しています」と続けました。

また、フォーエムの代表取締役である綿本和真氏は、「広告だけに頼らない新たな収益モデルの構築が求められています。今回の提携を通じて、持続可能で多様なビジネスモデルの確立をサポートしていきます」とコメントしました。