インディーズ短編映画を育てる新プロジェクト「ジーンシアタースタジアム」始動
映画の楽しみ方が変わる時代に突入しました。ジーンハート株式会社が展開する「ジーンシアタースタジアム」は、観客が映画制作に積極的に関わる新しい興行形態です。このプロジェクトの一環として、インディーズ短編映画3本を一つのプログラムとして上映し、観客の評価によって次のステップへと作品が進む仕組みが導入されています。
「ジーンシアタースタジアム」の概要
この新しい映画興行は、東京都品川区に位置するキネカ大森シアター3を舞台に、1週間にわたって開催されます。上映される作品は、未配信の最新作や名作の短編映画を中心にしたもので、映画館でしか味わえない極上の体験を提供します。観客動員数や作品評価に基づいて、より大きなスクリーンでの上映に進むことができるため、参加者にとって「育てる」感覚が強調されています。
観客参加型の映画上映
「ジーンシアタースタジアム」の最大の特徴は、観客が積極的に参加できる点です。上映初日から3日間は、日替わりで監督や出演者が登場し、上映後にはトークショーを開きます。このトークショーでは、観客が質問を投げかけることもでき、映画の制作に込めた思いや演技へのこだわりを直接聞くことができる貴重な機会です。
さらに、鑑賞後には観客自身が作品に対して評価を行うことで、フィードバックが次の上映に反映されるため、視聴者の声が作品やクリエーターを次のステージへと導く仕組みになっています。これにより、映画を「育てる」という新しい体験が生まれます。
未来の才能を探し出す「推し活」
日本のインディーズ映画には、未来の大物監督や俳優が潜んでいます。「ジーンシアタースタジアム」では、そうした才能をいち早く見つけ、応援する「推し活」が推奨されます。実際、ジーンシアターで配信された監督が数年後に自らの長編映画を公開することも少なくありません。
トークショーを通じて、映画の中では見えない監督や出演者の人間性に触れることができ、観客は作品を通じて彼らの成長を目にすることができるでしょう。最終日には、観客の評価に基づいて、次のステージに進むかどうかがその場で発表されるため、緊張感と期待感が高まります。
短編映画文化の振興に向けて
日本では短編映画の上映機会はまだ限られていますが、「ジーンシアタースタジアム」はその状況を変える挑戦をしています。短編映画を専門に配信してきたジーンハートだからこそ実現できるこの取り組みは、短編映画の独自の魅力を存分に引き出すことが期待されています。
今後の展望
「ジーンシアタースタジアム」は、キネカ大森シアター3での1週間の上映を皮切りに、今後は他の映画館にも展開していく予定です。各映画の本来持つ魅力を最大限に体感できるこの新たな取り組みが、今後どのように進化していくのか、映画ファンとしては見逃せない注目のプロジェクトです。
「ジーンシアタースタジアム」は、観客と共に映画を「育てる」体験を通じて、日本の映画文化をより豊かにしていくことでしょう。映画好きの皆さん、ぜひこの新しい映画体験をお楽しみください!