『痩せてない私って価値がないの？』10年の物語が電子書籍で登場！

椎葉あさひの10年を描いた感動のコミックエッセイ

5月30日、合同出版株式会社から電子書籍『痩せてない私って価値がないの？摂食障害から回復するまでの10年』が配信開始されます。本書は著者の椎葉あさひさんが自身の摂食障害との苦闘を描いたコミックエッセイです。多くの人が抱えるカロリーや体重に対する葛藤と、そこからの回復のプロセスを漫画形式で表現しています。

摂食障害との出会い

本書は、高校2年生のある夏の日、椎葉さんが体重計に乗ったことから始まります。思いがけず4キロ痩せている事実に直面し、その日以来、体重を減らすことへの執着が彼女を徐々に蝕んでいきました。「痩せていないと私じゃない」という思いが彼女を追い込んで行き、最終的には体重が32kgになるまで至ってしまいます。ここには、摂食障害がもたらす心身の苦痛や孤独感が丁寧に描かれています。

家族との関係

椎葉さんの家族や周囲の人との関係も重要なテーマとして描かれています。摂食障害は本人だけでなく、その家族にも深刻な影響を及ぼします。この本を通じて、当事者とその家族がどれほど苦しんでいるのかを理解できるよう工夫されています。専門家による解説もあり、理解を助ける要素が盛り込まれています。

苦闘からの回復

本書は、過食と拒食を繰り返す日々、精神科や心療内科での治療、家族との関係性など、困難な日々を描写しながら、少しずつ自らを受け入れていく過程を追っています。椎葉さんは最初こそ、絶望感に苛まれていましたが、次第に自己理解を深め、愛情を受け取れない自分を受け入れることに成功していきます。これにより、自らを許し、寛解へと向かう姿は、多くの読者に希望を与えることでしょう。

監修者の専門的視点

本書の監修を務める鈴木眞理先生は、豊富な知識と経験に基づいた解説を提供しています。彼女は、長年にわたって摂食障害に関する研究・治療に携わってきた内科医であり、その専門的な視点は読む人に新たな気づきをもたらします。特に、自己肯定感の低下や完璧主義との関連性は、共感を呼ぶポイントです。

まとめ

『痩せてない私って価値がないの？』は、ただのコミックエッセイ以上のものであり、摂食障害に対する理解を深める大切な作品です。椎葉あさひさんの痛みや成長の物語は、多くの人に勇気を与えるでしょう。この書籍は、電子書籍としてご購入いただけるので、ぜひ手に取ってみてください。あなたの心にも響くこと間違いなしです。