相撲の美をデザインで表現！アートブック『相撲とデザイン』2026年1月5日発売

相撲の美学を凝縮したアートブック

相撲界特有の衣装、化粧まわしと染め抜き着物をテーマにした初のアートブック『相撲とデザイン SUMO and DESIGN』が、2026年1月5日に発売されます。この書籍は、相撲の精神と職人の技術を融合させ、力士たちの魅力を引き出した作品となっています。

書籍の特徴

『相撲とデザイン』では、力士が身体をしっかりと包み込む絹織物「化粧まわし」に関する詳細や、春から秋にかけて行事で着る「染め抜き着物」の魅力を掘り下げています。これらの衣装はそれぞれ特定の階級にのみ許可されたもので、全国各地の伝統工芸職人が一つ一つ丁寧に作り上げる最高の作品です。

本書は、全208ページのオールカラーで、日英バイリンガル表記がされており、国際的にも相撲文化を広めるものとなるでしょう。特に注目すべきは、普段は見ることができないデザイン図案や、相撲博物館に収蔵されている歴史的な化粧まわしの貴重な写真です。

デザインの裏側

化粧まわしや染め抜き着物のデザインにかける心意気を伝えるため、デザイナーや職人たちへのインタビューも充実。彼らが力士からのオーダーを受けてから、実際に作品を完成させるまでの想いとエピソードが詳しく紹介されています。また、大胆な刺繍や美しい絵柄が施されたこれらの衣装は、力士の個性を引き立てる重要な要素でもあります。

最古の化粧まわしから現代のものまで、多彩なデザインが掲載されているため、相撲ファンだけでなく伝統工芸愛好者にも興味深い内容となっています。

製作現場の取材

本書では、化粧まわしや染め抜き着物の製作風景を取材し、職人たちのこだわりや技術も詳述。長谷川商店や京友禅の老舗、締め込みの織物工房の職人たちがどのような思いで作品を仕上げているのか、その魅力を伝えます。特に、彼らがどのようにしてそれぞれのデザインを形にしているのか、その舞台裏は読者にとって新たな発見となるでしょう。